チンチン(Cin Cin)
世界の乾杯がごちゃまぜに
「チアーズ!」(英)、「プロースト!」(独)、「チンチン!」(仏)、「サリューディ!」(メキシコ)、「ザズドローヴェ!」(露)、「カンパーイ!」(日)・・・世界の乾杯を、言葉とポーズを間違わないで素早く行うリアクションゲーム。言葉と仕草の組み合わせがコロコロ変わるので難しい。
各国の乾杯には、言葉のほかポーズがある。ドイツはビアジョッキ、フランスはワイングラスをかかげ、メキシコは杯を床に伏せ、ロシアは投げる。日本は杯を両手でかかげる(三三九度?)。はじめに、自分の出身地を決めてスタート。私はロシアということになった。
カードをめくると、背景・人物・飲物がそれぞれ別の国で描かれている。例えばアステカ遺跡の前で関取がシャンパンを飲んでいる図だったら、メキシコ、日本、フランスの3人がリアクションしなければならない。リアクションは絵に描かれた人物の言葉で、飲物に合わせた仕草。上の図なら、グラスをもつ手で「カンパーイ!」という。最初に正しくリアクションできた人がカードをゲット。たくさんカードを取った人が勝ち。
ほかにも、全員対象で直前に取ったカードのリアクションをやり直すもの、カードをめくった人のリアクションをするもの、両隣がお互いのリアクションをするものという特殊カードがあって、変化に富んでいる。
始まってすぐは、急ぐあまり間違う人が続出。この手のゲームは得意不得意もはっきりしているが、不得意な人でもすぐにコツをつかむ人と、なかなかつかめない人がいる。私は、はじめ調子がいいのにだんだん狂ってくるほう。みんなが慣れない序盤に集めたカードをペナルティで吐き出してしまう。頭をフルで使うゲームだが、変なポーズで変なことを言うみんなを見ているだけで楽しい。
Cin Cin
G.ブロッシア / カクテルゲームズ(フランス)
4〜8人用 / 12歳以上
2009年8月22日山形ゲームコンベンションにてプレイ
フィンランド年間ゲーム大賞に『ドミニオン』
フィンランド玩具協会は、2009年の年間ゲーム大賞(Vuoden Peli)を発表し、『ドミニオン』などが大賞に選ばれた。
国内でフィンランド語版が制作された新作が選考対象だが、国際的に評判のゲームが多い。昨年は『ワニに乗る?』(キッズ部門)、『バウザック』(ファミリー部門)、『モダンアート』(アダルト部門)が選ばれている。3部門の大賞およびファイナリストは以下の通り。
【フィンランド年間ゲーム大賞2009】(原題は現地語)
キッズ部門
大賞:コリドール・キッズ(Quoridor Kid)
ファイナリスト:Muumi Alias、WD Autot Rallipeli
ファミリー部門
大賞:ザックンパック(Zak Pak!)
ファイナリスト:リビングストン、Epäillyt
アダルト部門
大賞:ドミニオン(Dominion – Valtakunta)
ファイナリスト:パンデミック、ストーンエイジ
・Lautapeliopas:Vuoden peli -voittajat 2009