数寄ゲームズは今月、『ストゥポル・ムンディ(Stupor Mundi)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:N.マンゴーネ、イラスト:M.ヤニック、1~4人用、12歳以上、90~150分、9350円(税込)。下記サイトにて先行販売中。
ルチアーニとのコンビで『マスター・オブ・ルネッサンス』『ニュートン』『ダーウィンズ・ジャーニー』を発表してきたマンゴーネの単独作品で、今年クワインドゲームズ(オランダ)からマスタープリントシリーズとして発売されるもの(日本語版になるのは特別版ではなくリテール版)。タイトルの「世界の驚異」は神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世の異名で、その臣下となって中世の地中海沿岸を舞台に王国を繁栄させる。
プレイヤーごとに異なる構成の手札をマイボードのスロットにプレイして、「資源の獲得」「専門家の昇進」「市場の訪問」「建造物の建設」「協力者の招集」「アクションカードの購入」を行う。上級アクションカードを獲得し、建造物によって能力を強化し、専門家を昇進させてさまざまな特殊能力を得る。
皇帝がNPCとして参加するのが特徴で、マジョリティ争いに参戦する上に、協力者が独立派か王党派かによってボーナスが変わる条件にもなっている。これにより、皇帝の操作を巡るインタラクションが生まれる。
3つの終了条件のいずれかが発生したラウンドでゲーム終了となり、最終決算を行って勝敗を決める。皇帝とのパワーバランスを軸としてさまざまな勝ち筋を模索できるゲーマーズゲームだ。
(写真は特別版)