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アンケート:初心者を誘う

Q.18:ボードゲームはまったく初めてという人を誘っていますか?(2008年11月)

A.誰でも誘う 23票(16%)
B.知人なら誘う 75票(53%)
C.あまり誘わない 44票(31%)

普及という大仰な言葉を使わなくても、ボードゲームの輪を広げるのはよいことです。何より、複数人が集まらなければ遊べないという性質上、自分が遊べる可能性が高まります。アンケートでは約半数が知人ならボードゲームを知らなくても誘っていると回答しました。これから迎える年末年始、久しぶりに会う友達や親戚に簡単なボードゲームを出してみませんか? 夜遅くまですごく盛り上がって、買えるところを聞かれたりしたらしめたものです。

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インストは1人に任せること

そのグループで初プレイならば、前もって誰が説明するか決めておかないといけない。説明する人を1人だけにしておかないと、カオスになってしまうよ。

ドイツ年間ゲーム大賞:ボードゲーム準備のコツ
ボードゲームを遊ぶとき、私はルール説明の側に回ることが多いが、ときどき説明を受けることもある。そのときに嫌なのが、2,3人が同時に説明してくること。上記のようにカオスになるだけでなく、寄ってたかって説教されているような気分になる。学生時代、某宗教団体の部室で延々と取り囲まれたのを思い出す。
逆に自分がルールを知っているゲームでほかの人がルールを説明しているとき、誤解を招きそうだとか、言葉足らずだと思うこともあるが、明らかに間違いだったり、インストする人がヘルプを求めてきたりするのでもない限り、口を押さえて我慢することにしている。ルール理解の面でも、また心情的な面でも、余計な混乱を避けるためだ。言いたいことがあったら、全部終わってから補足する。
どんなに丁寧な口調でも、ルール説明は「教える」という行為であり、無知を正すという枠組みを免れない。したがって教える側としては、無知に恥を与えるようなことがあってはならない。ルール説明が終わったら、あくまでも対等なプレイヤー同士でゲームが始められるようにしたい。
そういう観点では、言わずもがなのルールや、戦略のヒントなども、聞かれない限り教えないほうがよいかもしれない。聞くほうも、説明する人が自分の人格を尊重していることを認識して、甘えずに聞きたい。説明が一段落する前に質問するのも考え物だ(それはこれから説明しますって)。もちろん、それは経験によって自ずと異なるものではあるが。