オランダゲーム賞2010ノミネート
オランダゲーム賞(Nederlandse Spellenprijs)の審査委員会は8日、今年のノミネート作品8タイトルを発表した。対象は昨年6月から今年の5月までに発売された新作で、ファミリー向けからフリーク向けまでバラエティ豊かなリストになっている。
このリストがこれから約2ヶ月にわたって一般投票にかけられ、また9月のドゥコシム・ゲームフェアで体験会も開かれる。投票は3タイトルを順位をつけて記入する方式で、上から4,2,1点で集計される。結果発表は10月。
リストには、『ディクシット』を含むドイツ年間ゲーム大賞のノミネート作が3タイトル入ったほか、ワレスの作品が2作品と、愛好者に人気の『バスコダガマ』が並ぶ。一方、オランダの国産ゲームは今回選ばれていない。
今年で10回目となる同賞は、ネット投票も始めた。気になる方は投票してみてはいかが。
【オランダゲーム賞2010】
ノミネート:ブラス(Brass)
〃 :ディクシット(Dixit)
〃 :フレスコ(Fresco)
〃 :電力会社(Hoogspanning)
〃 :ロール・スルー・ジ・エイジズ(Roll through the Ages)
〃 :スチーム(Stoom)
〃 :トバゴ(Tobago)
〃 :バスコダガマ(Vasco da Gama)
・Nederlandse Spellenprijs:Verkiezing 2010
ポルトガル年間ゲーム大賞に『マリア』
ポルトガルのボードゲームサイト「シュピール・ポルトガル」は7月26日、2009年のポルトガル年間ゲーム大賞(Jogo do Ano)を発表した。5タイトルの最終候補から、審査委員会の投票で『マリア』が選ばれた。
ポルトガル年間ゲーム大賞は、サイトのメンバーが10タイトルの新作を挙げ、その中から最終候補を5タイトルに絞って投票にかけられる。コンポーネント、テーマ、システム、繰り返しプレイする価値、インタラクション、総合的な楽しさの6項目で審査され、ベストゲームが決まる仕組み。過去には『アグリコラ』『ブラス』『インペリアル』などが選ばれている。
『マリア』はドイツのヒストゲームズがリリースしたウォーゲーム。マリア・テレジアがオーストリア大公になって起こったオーストリア継承戦争を、オーストリア、フランス、プロシアに分かれて3人で戦う。プレイ時間が2〜5時間という長時間ゲームである。
ポルトガル出身の歴史人物がタイトルになったイタリアのゲーム『バスコダガマ』が次点。残りの3タイトルは、全てイギリスのゲームデザイナーM.ウォレスの作品だった。
【ポルトガル年間ゲーム大賞2009】
大賞:マリア(Maria)
2位:バスコダガマ(Vasco da Gama)
3位:ウェンズリーデイルへの最終列車(Last Train to Wensleydale)
4位:オートモービル(Automobile)
5位:帝国の夜明け(Rise of Empires)
・Spiel Portugal:Jogo do Ano 2009