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萬印堂が試作品製作応援キャンペーン

「ボードゲーム・カードゲームの印刷所」としてインディーズゲーム作家御用達となっている萬印堂(東京・東十条)が、無料で試作品の印刷を行うキャンペーンを行っている。10月10日まで受付。
このキャンペーンは、11月28日(日)に浅草で開かれるテーブルゲームフェスティバル2010に合わせたもの。製作中の試作品のテストプレイに、美しいコンポーネントで臨むことができる。
無料でできるのは、ボード(A3またはA4、2つ折・片面カラー印刷・角丸処理)、カード(80枚まで、両面カラー印刷)、化粧箱(カラー印刷)で、各2セット。カードと化粧箱は、イラストレーターのテンプレートを利用することもできる。送料も無料。
テーブルゲームフェスティバルの出展受付は今月21日から。例年このイベントは、物販よりも試作品のテストプレイがメインとなっており、試作品を遊んでもらって有用なフィードバックを得ることができる。
このキャンペーンでコンポーネント製作の敷居が下がり、例年より多くの作品が出展されそうだ。市販されているボードゲームにこの頃どこか満足できない方、挑戦してみてはいかが。
萬印堂:試作品製作応援キャンペーン

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クンフー(Kung Fu)

型が揃って一撃必殺

侍さん、髭親父さんと私はつるつるめがね3人衆として少林寺で修行している。今日はその成果が試される日だ。アチョー!
ポーランドのクズーニャ・ギエルから発売されたリアルタイムカードゲーム。鶴、虎、猿、蟹という4つの型を揃えて技を繰り出す。
難易度によって1点、2点、4点という3つのコンビネーションがある。このうちどれを揃えてもよい。一斉にスタートして、『ピット』のように自由に交換。1枚対2枚などもOKである。
揃ったら「クンフー!」と言って公開する。このとき、順番もコンビネーションの通りにしなければならない。間違っていなければ得点。カードを補充し、新しいコンビネーションカードを出してゲームを続ける。
1点の技は難易度が低く、天和が多かった。ゲームを始めた瞬間に誰かが上がるという一撃必殺の展開。結局4点の技は誰も出せずに終わったが、数ラウンドかけてカードを集め、一発逆転を狙うのも悪くなかったかもしれない。
修行の成果は、あまり芳しくなかった。序盤に同じカードが揃ったので4点を狙えるかと思ったが(4点の技は、同じカード5枚というのが多い)、4点の技が全然動かず、結局手札を崩して1点か2点の技を狙う羽目に。そんな中途半端が響いて下位に沈んだ。
1点のカードがあまりに上がりやすいのが気になったが、揃えるべきコンビネーションが3種類あることで、上がりにくい高得点か、上がりやすい1点かを狙う幅があるのがよかった。
Kung Fu
H.スパラほか/クズーニャギエル(2009年)
4〜8人用/8歳以上/20分
テンデイズゲームズ:クンフー
Yahoo!オークション:クンフー