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『7つの島』再版、予約開始

先月のゲームマーケットで最も長い行列ができ、わずか30分で売り切れた『7つの島』(ワンドロー)の再版が決まり、4日から予約受付が始まっている。木皿儀隼一作、2〜4人用、12歳以上、30〜50分、4200円、140部限定。
7つの島を巡り、それぞれ異なる効果を利用して、自分が率いる海賊団を成長させていくカードゲーム。デッキ構築型ワーカープレイスメントという、世界の最先端をいくシステムで注目されている。
発売は7月末で、印刷は萬印堂が行う。同社の通販では『未確認生物テレビ』『アークキング』『スタンプス』などゲームマーケットで発売されたばかりの最新作もあるので、チェックしよう。
ボードゲーム・カードゲームの販売所:7つの島 【萬印堂仕様】
ワンドロー:7つの島

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リオグランデ(Rio Grande)

相乗りしたら流された

アメリカ・コロラド州にある川リオ・グランデは、ゲームメーカーの名前にもなっているが、これはオーストリア製。同時進行で川が何本も伸びていく。そこに自分の橋をかけて、川の長さで得点するカードゲーム。
自分の番には5枚の手札から川カードを出して、川を伸ばす。川は全員共通で最高6本まで増やすことができ、模様が合えばどの川にカードを置いてもよい。そして、出したカードの上に自分の橋を置くことができる。『カルカソンヌ』のような分かりやすいゲーム進行。何枚だしてもいいので展開がダイナミックだ。
ポイントは1手番に1枚だけ出せるスペシャルカード。川の価値を上げる湖、橋を入れ替えるカーブ、川を途中で切って上流を捨ててしまう行き止まり、川の得点計算を起こす河口の4種類がある。カーブと行き止まりは攻撃的なお邪魔カードで、独占して川を育てていると狙われやすい。妨害される前に得点計算しておくか、もう少し育てておくか、あるいはほかの人の橋がある川に相乗りするか。
相乗りするにしても、得点計算は、自分の橋から下流のカード枚数×1点のため、あまりに後から相乗りしてもうまみがないどころか、先に橋をおいている人が得してしまう。相乗りするなら早めにしたいが、その分、川が台無しにされるおそれも高まる。
私は独自路線で相乗りせずコツコツ育てる作戦。ふうかさんはおいしそうな川を見つけて橋を置きカーブで上流の橋と入れ替える作戦である。どちらも実は効率がよくなくて、karokuさんが臨機応変に相乗りしたり、独自に伸ばしたりと得点を重ねる。長い川を独占していたが、お邪魔カードを置く場所がない巧さで大量得点し、勝利。
「今、行き止まりカードを持っていたら…」「次に得点計算を起こされたら…」などとスペシャルカードを前提として、プレイヤー間の駆け引きが熱いゲームである。
Rio Grande
M.コメルシ(Michele Comerci)/ピアトニク(2009年)
2〜5人用/10歳以上/45分
ゲームフィールド:リオグランデ
ふうかのボードゲーム日記:リオグランデ