Posted in アンケート

アンケート:デジタルゲーム

Q.38:WiiやDSなどのデジタルゲームを遊びますか?(2010年8月)

A.遊んでいる 85票(71%)
B.今は遊んでいない 28票(23%)
C.もともと遊ばない 7票(6%)

前回のアンケートでは3人に1人がオンラインのボードゲームという結果が出ましたが、それではボードゲームという限定をせずに家庭用のデジタルゲーム一般を遊んでいる方がどれくらいいらっしゃるかを尋ねました。
その結果、7割の方が遊んでいると回答。家庭用ゲームの国内プレイ人口は3605万人(2009年、2010CESA一般生活者調査報告書)で全人口の28%にあたりますから、ゲーム世代ということを考慮に入れても高い比率と言えるでしょう。ゲームというゲームを広く遊ぼうとする姿が浮かび上がってきます。
一方、遊ばない方のうち、かつて遊んでいたがやめてしまったという人が8割にのぼることも見逃せません。ボードゲームのもつアナログな魅力はしばしば、デジタルを凌駕するものでもあります。また、子育て世代を中心に、デジタルゲームをネガティブに捉え、ボードゲームに向かうという風潮もあるかもしれません。
ライトユーザーを増やしているWiiやDS。ボードゲームもどれくらいライトユーザーをつかめるかが今後の広がり方のカギとなるでしょう。
9月のアンケートは、好きなプレイ時間です。近年は重量級ゲームとライトゲームの二極化が進んでいますが、ユーザーとしての好みはどのへんにあるのかをお聞きします。どちらも好きという方も覆いと思いますが、どちらかというと好きな方でお答えください。

Posted in は行

ヒントをもうひとつ(VerTIPPT nochmal!)

ヒントが増えるほど混乱

『ひとつの文でどうぞ』と一緒に出たシュタウペのコミュニケーションゲーム。どちらのゲームも、ミスマッチが誘う笑いというコンセプトがあるようだ。
場には12枚のお題カードが並ぶ。けっこうエッチなものも多く、アダルト向きのようだ。このうち1つを、親が後ろを向いている間に残りの全員でこっそり決める。このお題を、親はヒントをもとに当てなければならない。
ヒントカードには、5つのヒントが書いてある。「正しい」「安全な」「ぴょんぴょん」などの形容詞である。親の左どなりの人から、自分のヒントカードを見て、お題に一番合うものを選ぶ。一応「近い」とか「いいのがない」くらいは言ってもいいが、ヒントを解説してはいけない。だからヒントを出す方も、答えを当てるほうも苦しい。
ヒントを聞いた親は、12枚の中から1つ選ぶ。正解すれば、ヒントを出した人が手札(手元に重ねてある)を減らすことができ、不正解ならば、親の手札が1枚増える。そしてさらに左どなりの人が次のヒント。これを正解するまで続ける。何周かして、手札の一番少ない人が勝ち。
正解しない限り、親の手札はどんどん増えるからプレッシャーが大きい。ところが、ヒントは重ねれば重ねるほど混乱していく。ヒントを出す人の様子を見て、近いヒントだけに集中して絞り込みたい。
私のときの第1ヒントはかゆかゆさんの「うんざり」。直感で答えは「結婚」か「子供」のどちらかだと思ったが、結婚はハズレだった。ところが次から、子供とはかけ離れたヒントが出まくり、混乱して何枚も取ってしまった。一方のヒントを出す方は不発で最下位。
ヒントの選択肢が5つしかないことで、創造性がないゲームかなと思っていたが、遊んでみるとそこが逆に面白さのキーポイントである。ヒントを出す方のもどかしさ、勘の悪い親のおかしさがとても楽しかった。
VerTIPPT nochmal!
R.シュタウペ/ハイデルベルガー出版(2009年)
3〜8人用/14歳以上/20分