自宅ゲーム会
山形ゲームコンベンションの翌日、個展開催のため我が家に宿泊している康さんと2人でゲーム会。お茶を飲んで雑談したり、昼に買い物に出かけたりしつつまったりと遊んだ。土日の山形ゲームコンベンションは、仕事の合間に参加している感じで慌ただしかったが、今度はのんびりとして対照的だった。2人用アブストラクトを中心に。
・シリウス(Sirius)
太陽は月に勝ち、月は星に勝ち、星は太陽に勝つという三すくみで、コマを取り合うアブストラクトゲーム。コマがお互い30個もあって、取っては取られ、取られ手は取りという一進一退の攻防を繰り返した結果、最後は1対1になって引き分け。(Bütehorn, 1976)
・十字軍の王国(The Kingdoms of Crusaders)
ロシアのライトゲームズがリリースした2人用カードゲーム。5つの陣地にカードを置いて、マークがいくつ揃ったかを競う。お互い相手の出方を見て、どの陣地に力を入れ、どの陣地から撤退するかを考える。ライトな『バトルライン』。(RightGames, 2007)
・空気袋(Bladder)
中央においてあるボールを奪って、ゴールに持ち込むアブストラクトゲーム。どんどん相手の駒をやっつけて、敵陣に乗り込んだ味方にパスする。中央での睨み合いから、端の方ですれ違ったコマにパスをして勝ち。コマを惜しまず、肉を切らせて骨を断つ戦法が必要なようだ。(Purkess Brittain Games, 2000)
・キャッスルパニック(Catsle Panic)
周囲の森からお城めがけて攻めてくるモンスターを倒しまくる協力ゲーム。モンスターを全滅させて勝つと、倒したモンスターの数で勝敗を決めることになっている。自分の手柄を求めて非協力的になると、とたんに城が危機に陥るというジレンマがあった。モンスターも壁もかまわずなぎ倒す大岩が痛快。(Fireside Games, 2009)
ドイツ教育ゲーム賞に『宝石ハンター』ほか
ドイツの私塾シュテュディエンクライスと、ファミリー誌『遊びと学び(spielen und lernen)』は、今年で9回目となるドイツ教育ゲーム賞(Deutscher Lernspielpreis)を発表した。応募の中から4部門について選ばれた受賞作は以下の通り。
『ネコ出てこい』は磁石を使ったネコとネズミのゲーム。『宝石ハンター』は指先の感覚でタイルの穴の数を数えるゲーム。『エージェント・ダブルゼロ』は相手スパイの数を記憶と推理で当てる2人ゲーム。
日本国内では『宝石ハンター』がすごろくや(東京・高円寺)で取り扱われている。
【ドイツ教育ゲーム賞2011】
3歳以上部門:ネコ出てこい(Katz komm raus / P.シャッカート / オーバーシュヴェービッシェ・マグネットシュピーレ)
6歳以上部門:宝石ハンター(Juwelenjagd / H.ビーラ / ハバ)
9歳以上部門:エージェント・ダブルゼロ(Agent Doppelnull / W.ディシャール / IQシュピーレ)
未発売ゲーム部門:フロリッシマ(Florissima / K.ヒーゼ)
・Deutscher Lernspielpreis:Sieger 2011