『ディクシット』日本語版、8月下旬発売
ホビージャパンは8月下旬、『ディクシット(Dixit)』日本語版を発売する。3〜6人用、8歳以上、30分、4,725円。
昨年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞したフランスのコミュニケーションゲーム。各自6枚ずつ手札を持ち、親は自分の手札1枚を選び、その絵柄から連想される言葉を言って出す、ほかの人も、自分の手札からその言葉に最も関係していると思うカード1枚を出す。これらをシャッフルして並べ、親が選んだカードを当てる。
全員当たりまたは全員外れの場合、親はポイントをもらえないため、バレバレでも的外れでもない言葉を要求される。情報は多すぎても少なすぎてもいけないというコミュニケーションの原理を味わえる。メルヘンチックなカードイラストと、かわいいウサギコマを使い、老若男女で楽しく遊べるパーティゲームである。
・play:game評価コメントリスト:ディクシット
ホビージャパンは同時に、6月に発売されたばかりのシリーズ最新作『ディクシット・オデッセイ(Dixit Odyssey)』を多言語版で発売する。3〜12人用、8歳以上、30分、4,725円。
新しいイラストカードや投票ボードのほかに、6〜12人で遊べるパーティルールとチーム戦ルールが加わった。パーティルールでは、親がカードを見る前にお題を出し、全員が出したカードに投票して、投票数だけ得点になる。収納面では、『ディクシット』『ディクシット2』が全て収まるようになっている。全部のカードをまとめて遊ぶことが可能。
自宅ゲーム会
海の日は海にも行かずゲーム会。ちょうどふうかさんが多人数ゲームを遊びたいというので声をかけてみたところ、karokuさんと新幹線でいらっしゃった。そのほかにくさのまさん、carlさん、神尾さん、ぽちょむきんすたーさん、鴉さんが参加し、8人で多人数ゲームを遊ぶ。
クゥワークル(Qwirkle)
タイルを配置して高得点を狙うゲーム。ドイツ年間ゲーム大賞受賞記念にプレイ。6枚ボーナスの「クゥワークル」をさせまいと5枚目を出さないで苦しい展開に。時間はけっこうかかる。
もぐりイモムシ(Da ist der Wurm drin)
ダイスでイモムシのパーツを入れるレースゲーム。来週月曜に発表されるドイツ年間キッズゲーム大賞で唯一、輸入されていないノミネート作。予想がことごとく外れて意外な結果になった。対象年齢は4歳以上で、キッズ大賞は厳しいかも。
テレストレーション(Telestrations)
絵とお題を交互に書いていく伝言ゲーム。8人揃って早速これ。今回も爆笑ものの連続で、鉄板ぶりを見せつけた。正解による得点と、気に入った絵とお題の得点を両方入れると、答え合わせの後でもう一度振り返れて楽しい。
レジスタンス(The Resistance)
レジスタンスとスパイに分かれ、ミッションの成功(失敗)を狙うゲーム。待ちに待った日本語版発売記念。1ラウンドを通常ルールで遊んでから、カードが日本語化された追加ルールで。誰かの正体が分かるなど強力な効果もあったが、推理の手がかりになるのでゲームが面白くなった。3ゲーム目の最後のリーダーは私で、スパイを絞り込めなかったのが悔しい。
クイズいいセン行きまSHOW!
誰も答えを知らないような問題にだいたいこれくらいという数字を書いて、真ん中になることを目指すゲーム。同点決勝のルールを初めて遊んだ。「正解さん」を1ん決めて、その人の答えに一番近い人が勝つ。これもまた面白い。バチカン市国の人口13人って。
アトリビュート(Attribut)
親が決めたお題に、合う形容詞、合わない形容詞を出して取り合うゲーム。合わない形容詞を出したのに、拡大解釈されて取られてしまう。「平らな」「地球」や「黒い」「お嬢様」が取られるなど、感覚違いすぎ。
カリバ(Kariba)
カードを揃えて場札を取るクニツィアのゲーム。タイトルは狩場ではなくアフリカの湖の名前。出し過ぎると次の人にもっていかれるジレンマがある。ゲーム上の必要性はまったくないが、ワニのカード置き場と草むらのカードフォルダーがカワイイ。
サンドイッチ(Sandwich)
具材を集めて美味しそうなサンドイッチを作り、気に入ってくれそうな人にプレゼントするゲーム。チョコレートとかサーモンとかムール貝とか、組み合わせによっては凶悪なものができるので工夫しなければならない。
・ふうかのボードゲーム日記:山形ゲーム会