ボードゲーム講座
地元の市民講座で「世界のボードゲームで遊ぼう」を開催して1年になってようやく、家族連れが参加するようになった。
NPOが主催している市民講座で、年に3回、近隣市町に新聞の挟み込みで広報誌を出している。これほどの広報はそうそう望めるものではない。そこで平日の夜に講座の開講を申し込んでみた。
「ドイツやフランスでは、毎年いろいろなボードゲームが作られています。人生ゲームのような双六から、将棋のような思考ゲームまでさまざまです。大人から子供まで、初めての方でも楽しめるボードゲームを遊びましょう。」
初回は3人だったものの、2回目は2人、3回目は1人と順調に減っていき、申込者がないためお休みになったことも。それが先月、急に3家族+個人で合計10名が参加して下さった。
子供は2歳から小学2年生までと聞いたので、キッズゲームを用意していった。先月遊んだのは『カラバンデ』、『カヤナック』、『スティッキー』。今月は欲を出して『イチゴリラ』、『カエルの飛び込み大会』、『ワードバスケット』、『ミッドナイトパーティー』。ワイワイキャーキャー、小さい子供でも楽しんでくれたようだ。
『カラバンデ』はゴルフのように常に一番後ろの人から弾くルール。順番にはじくルールでは置いていかれると逆転が難しいが、このルールなら接戦になって盛り上がる。『カヤナック』も、氷や雪を使わず、サイコロの目だけ移動して(場所があれば)必ず穴を開けて釣りができるルールにした。『スティッキー』は愛子さまも遊んだという売り文句で惹き付け、2歳でも参加できる幅の広さで延々と何ゲームも遊ばれていた。『カヤナック』、『スティッキー』は2箱もっていって、1回説明してから2卓で同時進行したので多人数で遊ぶことができた。
『イチゴリラ』は、おばけは単純にハズレ、虹は2枚でゲットというルール。ゴリラの色違いがあるという芸の細かさに今ごろ気づく。『カエルの飛び込み大会』は、3つ揃うたびに大喝采。小さい子にも勝ち目があって面白かった。『ワードバスケット』はさすがに難しくてみんなお地蔵さんになってしまったが、しりとりは毎日しているという家族がいて最後は協力ゲームに(笑)。『ミッドナイトパーティ』は追いかけてくるオバケにテンションが上がりまくって泣いてしまう子も。
驚いたことに先月のゲーム会が終わった後、『カヤナック』と『スティッキー』をネットで検索してアマゾンから購入したという。別にどこで買えるかなど聞かれなかったが、普通にネットで買う時代なのだと実感。
このような催しに興味を持って参加してくれる家族は、普段からトランプやしりとりを楽しんでいるみたいだ。うちの子供たちはなぞなぞやクイズはやるが、長女は大の負けず嫌いで、長男は長女に歯が立たず、次女はまだ小さくてゲームにならない。でもまたチャレンジしてみようかなと思っている。
来月は開催されない予定だったが、参加してくれた家族の要望により開催が決定。少し時間があるので、うちの子供たちと遊びながら何をもっていくか吟味しておきたい。
ソーリー!スライダーズ(Sorry! Sliders)
カーリング!
下にボールが入っているコマを弾いて、的への近さを競うカーリングのようなゲーム。『ソーリー!』はすごろくゲームだが、全く異なるアクションゲームに生まれ変わった。コマがツルーっとバーンを走るのが軽快で気持ちいい。
外側のバーンから的に向かって順番に4つのコマを弾く。全部のコマを弾き終わったとき、的にあるコマの位置によって得点して、4つの得点コマが全てゴールした人の勝利となる。
年齢や人数によって的とバーンをさまざまに変えられるのが特徴。的は中央から外側に向かって5〜1点のもの、中央に穴が空いていて落ちたら0点というもの、小さい危険ポイントに触れたら0点になるものなどがあり、バーンは2〜4方向や長いコースにできる。
得点コマは、ちょうどの数でないとゴールできないのがポイントで、ゴール直前のコマのために、わざと1〜2点を狙うという場面もある。ほかのプレイヤーもそれを承知で前にいたコマを狙ってぶつけてくるので攻防が熱い。
的の難易度を上げながら4連戦。だんだん上達していくもので、角度をつけたり、強弱を変えたりして狙ったところに打てるようになってくる。でも、穴や危険ポイントがあると腰が引けて力加減が微妙に狂うのがおかしかった。
Sorry! Sliders
C.v.ネス/パーカーブラザーズ(2008年)
1〜4人用/6歳以上/30分
プレイスペース広島:ソーリー!スライダーズ