ゲームマーケット大賞2019に『FOGSITE』
ゲームマーケット事務局は本日、明日から開催されるゲームマーケット2019秋を前に、5回目となるゲームマーケット大賞を発表した。先月末に発表されていた5タイトルの優秀作品の中から、SoLunerGの迷宮マッピングゲーム『FOGSITE(フォグサイト)』が大賞に選ばれた。
これまで発表はゲームマーケットの会場内での授賞式で行われてきたが、受賞作品を試遊・購入できるようにするため前日の発表に変更された。
大賞に輝いた『FOGSITE』は、古代遺跡を守る番人と探険家に分かれて戦う1人VSその他全員ゲーム。探険家は霧で前後左右が分からない中、迷路の地図を解明して脱出を試み、番人はそれを阻止するというゲームだ。『バトルシップ』のような推理と、姿の見えない上に、どんどん強力になっていく番人の恐怖を味わえる。ゲームマーケット2019秋では土曜のみの出展で、T17ブースで試遊販売される。
・TGiWレビュー:フォグサイト
エキスパート賞には海外の評価も高いワーカープレイスメントゲームの2人専用版『横濱紳商伝デュエル』(OKAZU Brand)、キッズ賞にはキューブの数を一瞬で判断する『ポラリッチ』(daitai)が選ばれた。授賞式は2日目の12時から会場内特設ステージにて。
なおゲームマーケット大賞は新作の急増などのため、今回をもって終了することがカタログで発表されている。
・TGiW:ゲームマーケット大賞終了に寄せて
・ゲームマーケット公式:ゲームマーケット大賞2019 受賞作品発表
マイナスの動物を押し付け合う『おろかな牛』日本語版、11月23日発売
クレーブラットは11月23日、ゲームストア・バネストと共同で、カードゲーム『おろかな牛(Blöde Kuh)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・F.ラッキー、イラスト・F.ビーゲ、3~6人用、8歳以上、15~25分、1800円(税込)。ゲームマーケット会場内ではクレーブラットまたはゲームストア・バネストのブースで購入できる。
ドライハーゼン(ドイツ)から2018年に発売された作品。これまで輸入版が国内流通していたが、品薄になってきたため日本語版が製作されることになった。ダメな家畜を引き取らないようにするゲーム。
各自9枚の動物カードをもってスタート。自分の番には、カードを1枚場に出し、動物の種類によってカードを引かせたり、自分が引いたり、となりの人にカードを回したりする。あるいは同じ動物を2枚出したら、失点になるカードがプレイヤー間を回る。パスしてカードを引くことも可能。
誰かの手札がなくなったらラウンド終了で、残り手札の多い人に失点があり、これを3ラウンド繰り返して失点の少ない人が勝ち。
失点になるカードは強制的に左隣に移っていくため、自分が出したカードで自分のところに回ってくることも。手札をなくすのがいいか、パスしてタイミングを伺うか、それともアクションで引っ掻き回すか。ライトなプレイ感ながらもドラマチックな作品だ。
・ゲームストア・バネスト:おろかな牛 日本語版