コンセプトからプレゼンまで『コボルドのボードゲームデザイン』12月13日発売
書苑新社は12月13日、書籍『コボルドのボードゲームデザイン(Kobold Guide to Board Game Design)』を発売する。編・M.セリンカー、訳・安田均・笠井道子(グループSNE)、B6変型296ページ、3000円(税別)。
GMマガジンで連載されているゲームデザイン・エッセイ集。2011年の初版で、オリジンズ賞2011の部門賞「ボードゲーム関連出版」を受賞している。「コンセプト」から始まり、「デザイン」「ディベロップメント」「プレゼンテーション」の4段階について、世界的に有名なゲームデザイナーやディベロッパー、販売者たちが自分たちの経験談を語る。
『丘の上の裏切り者の館』のセリンカーが編者となり、『マジック:ザ・ギャザリング』のガーフィールド、『キル Dr.ラッキー』のアーネスト、『パンデミック・レガシー』のダヴィオーなど、アメリカのアナログゲームシーンで活躍するデザイナーやレビュアーたちが寄稿している。
ゲームデザインに興味のある人だけだけでなく、愛好者にとってもボードゲームの理解を深めるのに役立つ格好の一冊だ。
全135タイトルを紹介『すばらしきパーティジョイの世界』12月2日発売
スモール出版は12月2日、書籍『すばらしきパーティジョイの世界』を発売する。著・坂本犬之介・オフィス新大陸、A5フルカラー136ページ、1900円(税別)。
1983年から1992年の間にバンダイから発売されていた1000円ボードゲームシリーズ「パーティジョイ」。日本のボードゲーム史を語るに欠かせないシリーズ135タイトルをテーマ・コンセプトごとに分類して紹介する。
章立ては「冒険・旅行・ミステリー」「びっくりコンポーネント」「ホラー&オカルト」「女の子だってパーティジョイ」「俺たち少年ジャンプ世代!」「テレビ番組・漫画・アニメ狂騒曲」「僕たちファミコン世代」「日常だって楽しいゲームに」「燃えよ!スポーツゲーム」「シリーズ作品・派生シリーズ」「あの日あの時!昭和・平成」の11章。ボードゲーム史にとどまらず、世相を反映した日本史も描かれる。
最後は企画・デザイン・開発に携わった7人によるロング座談会、著者が最初に遊んだという『もえよブッシュマン』のリプレイもあり、読み応えのある内容となっている。現代に通じるテーマやギミックなどのヒントも散りばめられており、愛好者から制作に関わる人まで必携の一冊だ。
・スモール出版:すばらしきパーティジョイの世界