蘭を並べてハチミツ集め『クィーンズ』日本語版、2月6日発売
アークライトゲームズは2月6日、『クィーンズ ~ハチなるか、ハチならざるか、それが問題だ~(Queenz: To bee or not to bee?)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・B.カタラ&J.グーピー、イラスト・V.デュトレ、2~4人用、8歳以上、30分、4500円(税別)。
マンドゥーゲームズ(韓国)から今年発売された作品。デザイナーはフランス人で『キングドミノ』のカタラと新人のグーピー。全国一の養蜂家を目指して、養蜂場を造り上げ、最高のハチミツを集めるセットコレクションゲームだ。
手番には盤上の庭師コマがいる列からさまざまな色の蘭トークンを取っていき、手元に十分揃ったら、養蜂箱を配置した庭園タイルを並べて養蜂場を造る。欄トークンの取り方は1枚ならどれでも、2枚ならハチのいないもの、3枚ならハチがいなくて色が異なるものでなくてはならない。
庭園タイルはさまざまな形があり、中央から取って手元の蘭トークンや養蜂箱コマを配置する。同じ色で連続している蘭トークの数だけ勝利点が入るが、勝利点は色ごとに入り、満遍なく得点することでボーナスがある。ほかのタイルと交換して配置できるハチあり蘭トークンをうまく使って高得点を目指す。
誰かが5枚目の庭園タイルを配置したら最終ターンとなり、養蜂箱に隣接するハチの得点が入る。で、の花が隣接するとともに、全体ではさまざまな色を取り揃えておくことで、養蜂家として高い評価が得られる。ゲームの終了時には、ミツバチがどれほど集まっているかも重要な要素となる。
何色の蘭の花を獲得し、どの形の庭園タイルをつなげていくか。他のプレイヤーの動向にも常に気を配わなければならない。シンプルなルールでパズルの悩ましさがあり、カラフルな庭園が広がっていく様子も魅力的な作品だ。
内容物:ゲーム盤 1枚、勝利点ボード 1枚、プレイヤーボード 4枚、蘭トークン 125枚、黒い蘭トークン 3枚、庭園タイル 24枚、ハチミツ樽トークン 20個、庭師コマ 1個、養蜂箱コマ 12個、5色ボーナストークン 4枚、勝利店トークン 4枚、『クィーンズ』プロモトークン 4枚、ルール説明書 1冊
『コンコルディア・ヴィーナス』日本語版、12月28日発売
ニューゲームズオーダーは12月28日、古代ローマ帝国を舞台にしたデッキ構築ゲームの拡張『コンコルディア・ヴィーナス(Concordia Venus)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・M.ゲルツ、イラスト・M.ハーレンバッハ&D.マイヤー、2~6人用、12歳以上、60~120分、6000円(税別)。プレイするためには『コンコルディア』本体が必要。
オリジナルはPD出版(ドイツ)から2018年に発売された。大型拡張としては『サルサ(2015年)』以来となる。新しいマップ「イオニア」「ヘラス」と、新しい人物カードによって新しい戦略が楽しめるだけでなく、ペア2~3組によるチーム戦でもプレイできる。
タイトルにもなっているヴィーナスは愛の女神。チーム戦の場合、パートナーと向かい合って座り、プレイヤーがカードを出してアクションを行った直後、パートナーもカードを出さずにそのカードのアクションを行う。
またゲーム終了時、ヴィーナスの人物カードをもっていると、個人戦の場合、自分の家が2個以上置いてある属州1つにつき2勝利点、チーム戦の場合、各属州にチームの2人両方が1個以上家を置いていると1勝利点1を獲得する。勝利を収めるにはペアのチームワークが試される。
また、白のプレイヤーコマが1セット入っており、本体やほかの拡張も6人プレイが実現する。
・ニューゲームズオーダー:コンコルディア・ヴィーナス