Posted in エッセイ

ボードゲーム消費金額2019、平均は16万7千円

当サイトで行ったアンケート「ボードゲーム消費金額2019」の結果を発表します。回答者は103名でした。ご協力ありがとうございます。
今年1年、ボードゲームの購入に使った金額の平均は167,486円。昨年の平均額227,245円から約6万円下がりました。中央値は105,000円と昨年の130,000円から25,000円の減。最低額は160円、最高額は90万円でした。100万円超の方は今年いらっしゃいませんでした。回答者の分布はグラフの通りです。
新作リリース数が増える中、購入数が減るのは「選択肢過多効果(選択肢が多すぎて選択意欲が削がれる)」がはたらいているとも考えられます。また近年、『テラフォーミング・マーズ』『アグリコラ』『サイズ-大鎌戦役-』など時間のかかるゲーマーズゲームの傑作が定番化し、限られた時間の中で何度も遊びたいので新作に手が出ないという事情もあるのかもしれません。
2020年もたくさんの面白そうなボードゲームがリリースされそうです。新作と定番のバランスをうまくとって、プレイ環境に合わせたボードゲーム購入ができたらいいですね。
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Posted in 日本語版リリース

ボードゲーム版RftG『ニューフロンティア』日本語版、2月中旬発売

newfrontiersJ.jpgホビージャパンは2月中旬、『ニューフロンティア(New Frontiers)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・T.レーマン、イラスト・M.ホフマン&C.ステファン、2~5人用、14歳以上、45~75分、10000円(税別)。

宇宙開拓カードゲーム『レース・フォー・ザ・ギャラクシー(Race for the Galaxy、2007年)』のボードゲーム版。オリジナルは2018年にリオグランデゲームズ(アメリカ)から発売された。基本的な要素はそのままに、より戦略性を増して登場する。宇宙一の帝国を建設するべく、技術を発展させ、新たな世界を探査して移住し、製品を生産して交易し、クレジットや勝利ポイントを競う。

毎手番、プレイヤーは新しいワールドを探す探査、帝国を強化する技術を手に入れる「発展」、発見したワールドを開拓する「移住」、生産可能な惑星で製品を作る「生産」、製品の売却や消費をすることで勝利ポイントやクレジットを得る「交易・消費」などのアクションのうちいずれか1つを選ぶ。

選んだアクションは全員が実行できる「バリアブルフェイズ」で、選んだプレイヤーには特典がある。他のプレイヤーに相乗りするか、自分だけが得をするか、順番的に先に自分がやっておいたほうがいいか、ほかのプレイヤーの状況を見極めて選ばなければならない。

スタート時に8つのディベロップから1つを選び、さらにゲーム中に獲得したワールドによって、得意なこと・できることが異なるため、戦略はゲームごとに多岐にわたる。探索では植民者を配置するという要素が加わった。

4つの終了条件のいずれかが満たされたらゲーム終了で、植民したワールド、ディベロップ、ボーナス、製品の交易による勝利ポイントチップで勝利点を合計し、宇宙一の帝国を築くのは誰か?

内容物:国家マット 8枚、製品キューブ 60個、植民者 60個、デベロップマット 2枚、デベロップタイル 56枚、ワールドタイル 60枚、アクションタイル 7枚、目標タイル 8枚、貯蔵庫マット 5枚、準備/植民者タイル 1枚、サマリータイル 1枚、勝利ポイントチップ 40個、クレジットチップ 56個、優先順トラック 1個、プレイヤーディスク 10個、袋 1つ、ルールブック
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