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マーダーミステリーの実況動画、ネタバレ問題で公開停止

グループSNE/cosaicが発売しているマーダーミステリーゲーム『九頭竜館の殺人』について、人気Youtuber「東海オンエア」が実況動画を配信したことにネタバレとの批判が相次ぎ、公開が停止された。この影響で大阪のマーダーミステリー専門店「フーダニット」はこの作品について公演休止を決定している。
マーダーミステリーは昨年から注目を集めている正体隠匿の推理ゲームで、各プレイヤーには殺人事件の登場人物が割り当てられ、会話を通して情報を集めて真犯人を探す。それぞれの登場人物の背景や、事件当日の行動などがシナリオに沿って設定されており、まるで推理小説の世界に入ったような体験ができる。結末は最後に発表されるが、一度知ってしまうとその作品はもう遊ぶことができないネタバレ厳禁のゲームだ。
「東海オンエア」は19日に実況動画「【ネタバレ注意】人生で一度しかできないボードゲーム 「マーダーミステリー」やってみた生配信」を公開。ネタバレについてはタイトルやコメント欄で再三注意を喚起していたが、翌日、グループSNE/cosaicの公式ツイッターで「現在弊社商品のプレイ動画が上がっているということで確認調査中です」という告知があったため、許可を得ていないことが明らかになり、ネットで批判が相次いでいた。
グループSNE/cosaicは公式サイトに「プレイ動画やリプレイ記事の配信やアップロードはできるだけやめていただきますようよろしくお願い申しあげます」「どうしてもプレイ動画、リプレイ記事等を作りたい方は下記に記載されておりますアドレスまでご連絡くださいませ」と記載している。
22日には大阪のマーダーミステリー専門店フーダニットが「動画投稿におけるネタバレの存在により、ネタバレを知ってしまった参加者が混ざってしまう危険を考慮し、(『九頭竜館の殺人』の)公演を休止します」と発表。この間も動画の再生数は150万回を超えていたため、批判は更に強まった。24日、グループSNE代表の安田均氏が、東海オンエアからの連絡は20日からあったが三連休を挟んで返事ができなかったという対応の遅れを認めると共に、東海オンエアが動画を公開停止とする連絡があったこと、これ以上の措置は取らないことを明らかにした。
マーダーミステリーに限らず、近年のボードゲームには謎解き・脱出ゲーム系が人気で、ネタバレには敏感になっている人も多い。今回の一件はまるごと2時間以上にわたって配信してしまった極端な例だが、ちょっとした感想でもネタバレと取られることもある。なお、グループSNE/cosaicは公式サイトで「ネタバレを含まない紹介については大歓迎です」と記載している。
cosaic:パッケージ型マーダーミステリー公式サイト
流行りのマーダーミステリー炎上問題について(小田ヨシキ/グループSGR)
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正体隠匿脱出ゲーム『赤い扉と殺人鬼の鍵 BLACK MAZE DEEP』4月28日発売

ホビーベース・イエローサブマリンは4月28日、カードゲーム『赤い扉と殺人鬼の鍵 BLACK MAZE DEEP』を発売する。ゲームデザイン・オズプランニング、イラスト・仮眠、2~6人用、10歳以上、10~分、2400円(税別)。4月25日のゲームマーケット2020春にて先行発売予定。
オリジナルはオズプランニングがゲームマーケット2019秋で頒布した作品。ゲームマーケット2019春に頒布され人気を博した『赤い扉と殺人鬼の鍵』の第2弾で、ゲームマーケットでは300人以上の列ができ、販売開始から30分で完売した。これに新しいカードを加えて一般発売される。
プレイヤーは、並べられた「赤い扉カード」を順番に取り、カードに書かれた指示に従って、殺人鬼の潜む迷宮から脱出することを目指す。「銀の鍵」を3枚集めて「脱出口」を見つけることができれば脱出成功。しかし途中で「殺人鬼の鍵」をめくったプレイヤーは裏切り者となり、ひそかに他の全員を殺し始める。殺人鬼を見つけ出して、無限の黒い迷宮から生きて出ることはできるだろうか?
難易度は40段階で調整可能。ゲームごとに難易度を変えて挑戦し続けられる作品だ。