ドイツのボードゲーム市場2019、前年比+8%
ドイツ・ボードゲーム出版社協会は28日、ニュルンベルク・シュピールヴァーレンメッセ前に昨年の市場動向を発表した。6年連続で成長しており、昨年は前年比+8%になったという。
特に昨年は大人向けボードゲームとカードゲームが前年比+10%。パーティーゲーム、脱出ゲーム、コンポーネントの豪華なゲーマーズゲームが市場を牽引したと分析。「今日、人々は社会つながりの多くをテジタルに移行しているが、ボードゲームの物理的・身体的なところが依然として大きな役割をもっており、それが印象的なイラストと高品質な用具に反映されている。」
ファミリーゲームは前年比+6%で、キッズゲーム・未就学児向けボードゲームはややマイナス。ニュルンベルク・シュピールヴァーレンメッセでは300社以上のボードゲーム出版社が1000タイトル以上の新作を発表するという。
市場総額については明らかにされていないが、別の統計によれば2018年のドイツボードゲーム市場は5億5千万ユーロだったとされているので、8%増で5億9400万ユーロ(647億円)という計算になる。
・Spielverlage e.V.:Spieleumsatz weiter mit gutem Wachstum
『ヘブン&エール:樽生お届け便』日本語版、3月5日発売
アークライトゲームズは3月5日、『ヘブン&エール:樽生お届け便(Heaven & Ale: Der Bierkutscher)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・M.キースリング&A.シュミット、イラスト・、2~4人用、14歳以上、60~90分、3500円(税別)。プレイするためには『ヘブン&エール』が必要。
2018年のドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネートされた修道院ビール醸造ゲームの拡張セット。オリジナルは昨秋に発売された。酒場で修道院ビールを待ち望んでいる人たちにビールを届けよう。
何年もの試行錯誤と研鑽によって、修道院ビールは次第に名声を獲得し、地元の有名な酒場からも注文が舞い込むようになった。そこで需要に的確に応えるべく、ビールづくりの腕以外にも、醸造の計画性や需要の予測といった販売戦略も求められる。修道士たちにとって全く新しい挑戦の始まりである。
今度は質の高いビールを醸造するだけでなく、生樽を計画的に用意し、貯蔵し、馬屋・馬草・荷車を手配して、ビールを配達しなければならない。新しい要素を加えて、より深く楽しめるようにした作品だ。
内容物:配達ボード 4枚、ボーナスタイル28個、生樽32個、馬草20個、荷車ダイス1個、荷車4台、新しい発酵樽タイル 1枚、新しい熟成樽タイル 1枚、ルール説明書 1冊