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ニュルンベルク’20:アミーゴ

今年創業40周年を迎えるアミーゴ社は、日本人の作品を新作にラインナップしている。
ビーバーギャング(Biber-Gang)
ゲームデザイン・H.シャフィール、イラスト・J.ビンタキース&R.アリエリ、2~6用、8歳以上、15分。
ビーバーシリーズのカードゲーム。小さい数字のカードを集めて、できるだけ得点を少なくする。ペアにすれば、数字に関わらず0点になる。各プレイヤーは8枚の手札を裏にして4×2列に並べ、その中から2枚をめくってスタート。手番にはカードを1枚引き、自分のカードと交換する。ペアは同じ数字のカードが隣接していなければならない。ビーバーカードはジョーカーで、どのカードともペアにできる。誰かが自分の場札を全て表にしたら、他の全員が手番を1回行ってラウンド終了。5ラウンド合計で得点の最も少ない人が勝つ。

チリダイス(Chili Dice)
ゲームデザイン・A.ダニエル、イラスト・B.シュペルガー、1~4用、8歳以上、30分。
6個のダイスを振ってできるだけたくさん得点することを目指す。ダイスによって1~6の目が赤になっており、これが出たダイスはほかの好きな目に変えるか、得点2倍などの特別ボーナスが得られる。残りのダイスはゲーム中合計30回まで振り直すことができる。結果は振り直した回数と共に記録用紙に記入し、1~6の目、赤い目、ストレート、ペアなどの10項目から選んで得点にする。この合計が最も高いプレイヤーが勝利する。

チップイット(Chip it)
ゲームデザイン・ちかすず、イラスト・有限会社フィオーレ、3~6用、8歳以上、15分。
2014年にぽんこつファームから発表され、COLON ARCでリメイクされた『アンリミテッド富豪(トゥーアンリミテッド)』のドイツ語版。手札から同じ数字のカードを出し、前のプレイヤーよりも高い数字のカードを出していって、先に手札をなくすことを目指すが、チップを受け取ることで数字を高めることができる。カードの種類によって、カードの数字は1またはカードの数字だけ上がる。パスをすればチップを2枚捨てることができ、手札もチップもなくなればそのプレイヤーの勝利となる。さまざまなバリアントを用意し、何ゲームか続けて競ったり、2人でプレイしたりすることもできる。

勝利への道(Verflixxt!)
ゲームデザイン・W.クラマー&M.キースリング、イラスト・D.ヒュフナー、2~6用、8歳以上、20分。
2005年のドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた作品が、新しいバリアントルールを収録してリメイク。ダイスを振って自分のコマのどれかを進め、移動前にいたタイルを取る。タイルにはプラスもあればマイナスもあるが、マイナスはラッキータイルを取ることでプラスに変えられる。プレゼントのタイルを取ったら、ほかのプレイヤーにプラスタイルやラッキータイルをあげなければならない。逆にくすねるタイルを取ったら、ほかのプレイヤーから1枚取ることができる。

ハチミツのしずく(Honigtöpfchen)
ゲームデザイン・W.ディシャール、イラスト・M.メンツェル、1~4用、5歳以上、15分。
蜂の巣からスタートして花から花へ一緒に移動する協力ゲーム。手番にはサイコロを振り、好きなハチを進める。ハチと花の色があっていれば花タイルは裏返してハチミツのしずくの面になる。葉っぱの面に止まったら葉っぱをめくり、その数だけ秋に近づく。秋になる前に全ての花をハチミツのしずくにすれば全員の勝利。先に秋が来てしまえば全員の敗北となる。

Posted in 日本語版リリース

『チケット・トゥ・ライド:日本/イタリアマップ』多言語版、2月中旬発売

ホビージャパンは2月中旬、『チケット・トゥ・ライド:日本/イタリアマップ(Ticket to Ride Map Collection: Japan & Italy)』多言語版を発売する。ゲームデザイン・A.R.ムーン、イラスト・C.ドージン&J.デルヴァル、2~5人用、8歳以上、30~60分、5600円(税別)。プレイするためには『チケット・トゥ・ライド:アメリカ』または『チケット・トゥ・ライド:ヨーロッパ』のカードとコマが必要。

2004年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作のマップはこれまで(1)アジア、(2)インド&スイス、(3)アフリカ、(4)オランダ、(5)イギリス&ペンシルバニア、(6)フランス&西部が発売されているが、昨年発売された第7弾でついに日本マップが登場する。

日本マップでは、新幹線に乗って日本を縦断し、頭を雲の上に出す富士山を眺めたり、冬山の温泉に入っているニホンザルに会いに行く。古城の近くに咲く桜の花見もいいでしょう。また、東京がクローズアップされており、地下鉄でめぐることもできる。北は北海道(函館)から南は九州(鹿児島中央)までの日本列島を網羅し、東京の地下鉄や新幹線の開発など、日本独自の追加ルールが加わる。

イタリアマップでは田園地帯を走り抜けて、トスカーナの景色の中で、糸杉並木の背後にある雄大な山々や夕日を楽しむ。また、フェリーに乗ってシチリア島や近隣諸国へ行くこともできる。南北に細長いイタリア半島を舞台にしたマップで、近隣諸国と結ぶルールや、サルデーニャ島、シチリア島などの島々を結ぶフェリーのルール、17地域に分かれた州をつなぐボーナス得点など、イタリア独自の追加ルールが加わる。

内容物:両面印刷のゲームボード 1枚、行き先チケットカード 110枚、超特急列車コマ(日本用)16個、新幹線開発マーカー(日本用)5個、フェリーカード(イタリア用)10枚、ルールブック(11ヶ国語対応)2冊