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TCGシュミレーター『ミレニアムブレイズ』日本語版、2月16日発売

アソビションは2月16日、『ミレニアムブレイズ(Millennium Blades)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・D.B.タルトン、イラスト・F.フォンテス、2~5人用、12歳以上、80~120分、10000円(税別)。

オリジナルはレベル99ゲームズ(アメリカ)から2016年に発売された。日本のカードゲームに刺激を受けて作られたという。

パックを開け、シングルを購入し、他プレイヤーとトレードしてカードを集め、トーナメントに勝ち、自慢のコレクションを構築するというTCGの楽しさを2時間で全部楽しめるようにした作品。トーナメントの成績だけでなく、コレクションの出来なども勝利点になる。

アートワークは日本のマンガ・アニメを取り込み、『マジック:ザ・ギャザリング』や『遊戯王』のパロディも盛り込んだ。TCGを遊んだことがある人もない人も、醍醐味をたっぷり味わえる。

アソビション:ミレニアムブレイズ

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グッズメイカー(Goods Maker)

小人付きわらしべ長者

資源をグレードアップして建物を建築するリソースマネージメントゲーム。『リトルタウンビルダーズ』のStudio GGがゲームマーケット2020秋で発売した。『リトルタウンビルダーズ』と同様、海外版”Little Factory”がイエロ(フランス)から今夏発売されることになっている。

木や麦などの基礎資源、炭や小麦粉などの一次資源、石壁や樽などの二次資源、そして建物カードを並べてゲームスタート。手番には、基礎資源を場札から拾うか、手札の資源を支払って上位の資源や建物を獲得するか、手札の資源を売って同じ価値以下の場札を獲得する。木を炭にして、小麦を小麦粉にして、炭と小麦粉でパンにして、パンを売って釣り竿とレンガを買うというように、わらしべ長者のように資源がアップグレードしていく。1回の手番ではこのうち1アクションだけだが、その分、手番のめぐりが早い。

一次、二次の資源を組み合わせると、建物カードを獲得できる。建物はそれ自体が得点になるほか、小人が住んでいて手番外アクションができる。例えば「チーズ工房」なら、樽と牛乳があれば3点にしてもらえる。もっとも、指定された資源は自力調達しなければならないので、揃えるのは容易ではない。10点先取制。

必要な資源が場にあるとは限らず、順調な他プレイヤーを尻目に足踏みすることはある。そんなときは売買アクションで思い切った方針転換をできるかどうかが鍵になりそうだ。また、高級な建物を作った後は基礎資源を拾うところから出直しになって気が遠くなることもある。建物のコンボをうまく組んで次の建物までショートカットしたいところだ。

グッズメイカー
ゲームデザイン・Shun & Aya/イラスト・Aya
Studio GG(2020年)
2~4人用/12歳以上/30分