カテゴリー: 国産
CMソングメーカー(CM Song Maker)
かみ合わせの妙 クライアントが気に入ってくれるCMソングの歌詞を作るゲーム。名古屋EJFのメンバーが制作した作品で、ゲームマーケットでゲームストアバネストから無料配布された。8人プレイで、無料とは思えないほど非常に盛り上がった。 はじめに今回のお題が2枚のカードで指示される。カードは形容詞と名詞から…
未確認生物テレビ(Cryptids TV)
絵を見て笑うのを見て笑う でっち上げた生物のイラストを見て、即興でテレビリポートする国産のコミュニケーションゲーム。今年のゲームマーケットの新作だが、先行してシンガポールのゲームフェアでも展示された。カードは日英の両方表記で、エッセンの出展もばっちりである。 まずはじめに未確認生物カードを引き、「テ…
インガ(Inga)
ヴァンパイアが強い丑三つ時 昼から夜、夜から昼へ、時間が刻一刻と変わっていく中、活動時間帯の異なる人間とヴァンパイアのパーティを組んで、生命力を奪い合う国産バトルロワイヤルゲーム。エアロノートシリーズとしてバインダーに入った美しいコンポーネントで10タイトル販売されたうちのひとつである。 狭いボード…
どうぞどうぞ(Douzo Douzo)
ウエシマ作戦 震災後の節電や買い溜めを考えるトリックテイキングゲーム。スートや切り札などはないので、小学生でも簡単に遊べるだろう。ダウンロードしたPDFファイルをプリントアウトしたところ、長女が興味を持ってカードの説明を読んでいた。 順番にカードを1枚ずつ出して、一番大きい数字を出した人が、全員が出…
ぼくらの火星(Mars is Ours!)
火星の砂は赤かった 東京・立川のゲームショップ、B2Fゲームズが昨年のエッセン国際ゲーム祭に出展した火星開拓ゲーム。ミニチュアゲーム扱う同店が総力を結集して製作した様子は、ブログの連載で窺い知ることができる。火星の地面を模したボードは、情景用の砂やビーズ、草が植えてあり、子供の頃に憧れた精巧なジオラ…
ビーンストーク(Beanstalk)
落として揃えて建てて 『ぷよぷよ』のような落ち物パズルをもとにした建設ゲーム。昨年のゲームマーケットに『テラフォーマー』で注目を浴びた寺島由人氏が、秋のテーブルゲームフェスティバルに発表した作品である。カードゲームが多い同人ゲーム界において、デビューした年にボードゲームを2タイトルも発表したことから…
藪の中(In a Grove)
肉を切らせて骨を断つ 3人の容疑者の中から、誰が犯人かを予想しあう騙し合いのゲーム。『ストレイシーフ』に続いて物議を醸し、すごろくやさんが国産ベストに挙げるなど注目されているゲームである。 登場人物は8人で、2〜8の数字が書かれているものと、シロがいる。このうち毎回3人が容疑者となり、その中で一番数…
イチゴリラ(Ichigorilla)
ゴリラへの挑戦 記憶ゲーム(いわゆる神経衰弱)は、キッズゲームの王道である。ドイツでも、ラベンスバーガーの『メモリー』は50周年を迎え、数多くのモチーフで発売され続けているし、過去10年の年間キッズゲーム大賞のうち半数が記憶ゲームである。子供は時として、大人も舌を巻くような驚異的な記憶力を発揮する。…
けもぱに(Kamomimi Panic)
『人狼』を少人数でも遊べるようにした作品としては『ルプスブルク』があるが、アイテムが多くて気軽に遊びにくいという欠点があった。この作品はカード1人に3枚ずつ配るだけで、4〜8人で遊べるようにしてある。 少人数で遊べるための工夫としてはヒットポイントが2あって、1回刺されただけでは死なない(このゲーム…
行商と信頼(Peddling and Trust)
どのルートがベスト? アニメ化もされたライトノベル『狼と香辛料』をテーマにした通商ゲーム。今年のコミックマーケットで同人作品として発売された。デザイナーはライトノベル作者の土屋つかさ氏で、5月のゲームマーケットにも出展している。 ゲームの目標は資源のセットを街に配達して自分の信頼マーカーを置くこと。…