小説版マーダーミステリー『八月のタイムマシン』4月4日発売
新紀元社は4月4日、『SNEマダミスノベルズ 八月のタイムマシン』を発売する。著:秋口ぎぐる、四六判316ページ、2200円(税込)。
『マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド』に続くグループSNEの小説版マーダーミステリー第2弾。KADOKAWAから2023年1月に発売された同名のマーダーミステリーゲームがもとになっている。第1弾に続き、ゲーム版の原作・監修を担当した秋口ぎぐる氏が自ら筆を執った。舞台は携帯電話やインターネットが普及する前の地方都市。同じ過去を共有する若者たちが、これから起きる幼なじみの死を防ぐため、タイムリープをくり返すことで事件の真相に迫る。
「ご町内のみなさま、おはようございます。本日は夏祭りの開催日です――」町内放送が響く中、幼なじみである6人の男女が商店街にある喫茶店で数年ぶりに顔を合わせた。リーダー格の柏木琉青が言う。「今夜、直墨が殺される。」彼は同じく幼なじみである新堂直墨の死を目の当たりにし、彼の屋敷の地下にあるタイムリープ装置を起動し、12時間前である「今」へ戻ってきたという……
ちょっとノスタルジックな世界観で、輝いていた過去への郷愁が漂う青春ミステリー作品だ。
カンガルーのジャンプレース『ビラボング』多言語版、3月1日発売
ホヌゲームズは3月1日、『ビラボング(Billabong Race)』の日本語・韓国語版を発売した。ゲームデザイン:E.ソロモン、イラスト:K.フランツ、2~5人、8歳以上、30分、3520円(税込)。
オリジナルは1992年にフランヨス(ドイツ)から発売されたもので、翌年のアミーゴ版がドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた。今回の日本語版はフランヨスの2018年版のアートワークで、プレイテ(韓国)がコンパクトサイズ化(Lボード)したものに基づく。他のカンガルーコマを跳び越えてゴールを目指す運の要素のないレースゲーム。
各自5匹のカンガルーコマをボードに配置し、手番にはそのうち1つを1マス隣に移動するか、タテ・ヨコ・ナナメにいる他のカンガルーを跳び越えてその先までジャンプする。跳び越える場合、2つ離れているところから跳んだら2つ先へ着地、3つ離れていれば3つ先へ着地する。そのまま連続ジャンプも可能で一気に移動できる。
ただしコースはスタートラインから池の周りを1周してゴールラインまでで、大跳びすると遠回りになってしまう。あまり先に進みすぎると後から来るカンガルーの踏み台にされてしまうし、遅すぎると踏み台がいなくなってしまう。適度に絡みながら、コンパクトに回れる道筋を見つけよう。5匹のカンガルーをすべて先にゴールさせたプレイヤーの勝利。