マーダーミステリーミニ第19弾『棺呪-ヒツギノロイ-』5月17日発売
グループSNE/cosaicは5月17日、少人数で遊べる「マーダーミステリーミニ(MMM)」シリーズの第19弾『棺呪-ヒツギノロイ-』を発売する。ゲームデザイン:数羽、アートワーク:TANSAN、5人用、15歳以上、120分、2750円(税込)。
少人数・短時間で遊べるMMMシリーズの最新作。葬儀と呪いをテーマにした和風ホラーで、設定書の記述形式も一風変わった形になっている。
棺を2つ用いる特別な葬儀があった。現代日本、夏。H県の山間部に、日月村(ひつきむら)と呼ばれる村があった。その村では、【巫女】と呼ばれる役職の人物が死んだとき、ある特別な葬儀が執り行われることになっている。その名も「ヒツギ葬」。その葬儀のさなか、新たな遺体が発見される。明らかな異常事態にもかかわらず、強引に葬儀を続行しようとする村人たち。参列していたひとりの記者がそれを遮り、事件の解明を提案する――。
ドイツの無形文化遺産に「ボードゲームプレイ」
2025年3月、ドイツの無形文化遺産目録(口承伝統)に「ボードゲームプレイ(Brettspiele spielen)」が登録された。
無形文化遺産は、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の事業で芸能、伝承、社会的慣習、儀式、祭礼、伝統工芸技術、文化空間などを対象として、理解・保護・継承を目的として選出されている。ドイツでは州・全国・国際の3段階があり、今回登録された全国の無形文化遺産目録には168件が登録されている。
ドイツ・ユネスコのサイトに記載された登録の理由は以下の通り。
ボードゲームプレイは、協会、クラブ、カフェ、ユースセンターなどのさまざまな社会的場面や、家庭でも培われてきた生きた伝統である。世代間や社会グループ間の知識や経験の交換によってその輪は広がっている。ボードゲームシーンには、戦略ゲームから協力ゲームまで、さまざまなタイプのゲームがあり、さまざまなニーズや興味にアピールしている。一緒に遊ぶことで、社会的・文化的な違いに関係なく、インクルーシブで世代を超えた交流が生まれる。
ドイツにおけるボードゲーム文化は、敷居が低く、幅広い人々に親しまれており、特にゲームルールの適用と説明、それとゲームのデザインにおいて、特別な知識とスキルを身につけることができる。ボードゲームで遊ぶことはコミュニティの形成を促進する。もともとは家庭内で楽しむものであったボードゲームは、共同空間における社会的・文化的実践へと発展してきた。1970年代以降、ボードゲームは継続的に開発され、新しいタイプのゲームやフォーマットが、インクルージョンや異文化交流といった社会問題を取り上げている。
エッセンで開催されるボードゲーム最大の見本市「シュピール」や、ゲームクラブや協会の地域集会など、ボードゲーム文化に積極的に参加できるイベントが毎年数多く開催されている。このようなイベントでは、ボードゲームに興味のある人たちはプレイするだけでなく、「説明者」としてゲームのルールを他の人に教えることもできる。また、公共施設で定期的に開催されるゲームの夕べに参加する機会もあり、知識の交換や社会的交流が促進される。
ドイツでは2020年、ドイツのボードゲーム普及団体が社会活動コンテストで連邦首相特別賞を受賞。2021年に「ボードゲームの普及」がバイエルン州の無形文化遺産に登録されていた。今回の決定について、C.ロート文化メディア担当大臣は「ボードゲーム文化は世代を結びつけ、連帯を促進します」と歓迎するコメントを寄せた。今回の登録を受けて、ドイツ・ボードゲームデザイナー連盟はドイツ国立図書館でのボードゲームの収蔵を国会に求めていくかまえだ。
Deutsche UNESCO-Komission:Brettspiele spielen