ロイヤルターフ(Royal Turf)
馬は馬券購入者の意のままに

スペックの違う馬に賭けて、応援している馬が上位に入るようダイスで進めるレースゲーム。もとはアレア(ドイツ)の小箱シリーズで、何度かリメイクされており、日本ではグループSNEが2017年にタンサンのU井氏によるアートワークで日本語版(写真)を発売している。さまざまなヴァリアントルールがあるが、基本だけで今でも十分楽しい。
3レースそれぞれ、出走する7頭の馬のスペックが発表され、順番に裏向きで応援する馬に1倍と2倍のチップを賭ける。賭けた馬が3位内に入ると賞金がもらえる。
賭けが終わったら、順番にダイスを振って、いずれかの馬をその出目に応じたマス数だけ進める。全部の馬が進み終わるまで、同じ馬を進めることはできない。それならば均等に進むかというと、馬のスペックと、進んだ先に他の馬がいたら手前の空いているマスまでしか進めないルールにより、プレイヤーの思惑に大きく左右されることになる。
馬のスペックで、どんな出目でも安定して進む「オセロ」(黒)は一番人気。よく出る目ではあまり進まないが、特定の目で急進する穴馬「アールグレイ」(灰色)まで各種揃っており、レースごとに少しずつ変わる。しかしどんなにハイスペックでも、応援しているプレイヤーが少なければ、渋滞しているタイミングで選ばれ、足止めを食らってしまう。
誰がどの馬に賭けているかわかるので、ときに協力し、ときに妨害し合って激しいデッドヒートが繰り広げられる。ダイスゲームなのにプレイヤーの思惑がはっきり出るのが面白い。
Royal Turf
ゲームデザイン:R.クニツィア/イラスト:F.フォーヴィンケル
アレア(2001)
2~6人用/10歳以上/60分
ラマダイス(L.A.M.A. Dice)
ラマが揃う日を夢見て

自分の前に並んだカードを、ダイスで同じ目を出して捨てていくバーストゲーム。ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたカードゲーム『ラマ』(2019)の続編で、さっさと降りてもよいところが引き継がれている。
カードは1~6とラマがあり、ランダムに6枚配られる。手番には3つダイスを振り、自分の前にあるカードと一致すればそのカードを捨てられる。全部捨てられれば無失点で一番いいわけだが、ダイスがそんなに都合よく出てくれるわけはなく、カードが少なくなるほど成功する確率は低くなる。ダイスの出目で持っているカードがないと、中央の場札を引き取って一旦バーストを回避できるが、場札にもその出目がないとバースト。残った場札を引き取って強制終了となる。
途中でラウンドを降りる場合は、ダイスを振らずに自分の前のカードを裏返す。こうして引き取ったり裏返したりしたカードが失点となり、チップを受け取る。ラマカードはマイナス10点、数字カードは同じカードが何枚あってもその数字だけ失点。これを繰り返して誰かがマイナス40点以下になったラウンドでゲームが終了し、失点の最も少ない人が勝つ。
失点が十分低く、バーストするよりもマシだと思えば降りるべきだが、「あと1回ぐらい振ったらもっと減らせるかも」という甘い誘惑が罠。ダイスでラマの出目が3つ揃うとチップ(マイナス10点チップでもよい)を1枚捨てられるという甘い罠もある。ほかプレイヤーの状況を見て冷静な判断に判断したいところだが、たまには夢を見てもいい。
L.A.M.A. Dice
ゲームデザイン:R.クニツィア/イラスト:R.ゾマーカンプ&B.シュペルガー
アミーゴ(2021)
2~6人用/8歳以上/20分
