魔王城へのルートを記憶『RPG・イン・メモリーズ』12月5日発売
ゲームマーケット2022春にてlocogameから発売された『ダンジョンインメモリー』のリメイクで、魔王城へのルートを頭の中で描きながらタイルを配置していく記憶ゲーム。イエロ(フランス)からも”Emergency Exit Only”というタイトルで別版が今年発売されている。
手札から順番にタイルを出して場に道タイルを重ねていく。道が行き止まりになると思ったらエンド宣言。それまでに並んだタイルを並べて、本当に行き止まりになっていたら得点になる。混乱しやすいダブルタイルもあり、行き止まりだと思わせる戦術もある。
新版ではビデオゲームソフトのようなパッケージに、タイルがドット絵のマップになったほか、新たに加わった協力モードでは、「スタート地点から左に2歩、上に3歩」など座標が指定された宝を目指す。直行できればよいが、手札の都合で迂回することも。記憶が苦手な人でも空間把握能力を駆使して楽しむことができる。

恐怖の押し付け合い『フィアーレス』日本語版、11月28日発売
2Fシュピーレ(ドイツ)から今秋発売されたばかりのトリックテイキングゲーム。暗い森を迷わないように歩き、恐怖ポイントをできるだけ集めないようにする。
マストフォローで切り札なしだが、各スートが+6から-6まであるところが特徴(0はワイルドカラー)。リードカラーで一番大きい数字を出した人が全員が出したカードを取り、その合計だけ自分のマーカーをプラスマイナスの方向に移動させる。手札がなくなったとき、スタート地点から離れた分が恐怖ポイント。人数分ラウンドを行って、恐怖ポイントの最も少ないプレイヤーが勝つ。
お互い他プレイヤーの恐怖ポイントを増やそうと、プラスが出ればプラスを付け足し、マイナスが出ればマイナスを付け足していくため、ときに大きな恐怖ポイントを受け取ることになる。一方、最後まで1トリックも取らないと、怖い廃墟に取り残されたことになって15恐怖ポイントが付いてしまう。タイミングよく恐怖ポイントの少ないトリックを取り、巧みなカードプレイで0に戻すことはできるだろうか。
フィアレス(Furchtlos / Friese/ 2F-Spiele, 2025)
-6から+6の4スートでトリックテイキング(0は何色にでもなる)。勝った人は全員の合計だけコマを移動させ、最後に絶対値だけ失点(トリック取らないと-15点)。大ダメージを与えようと壮絶な足の引っ張り合いが起こるのが楽しい pic.twitter.com/1fhCVdw2H7— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) November 5, 2025