ダイスドラフトで列を起動『サルトフィヨルド』日本語版、6月7日発売
『4人の容疑者』から『リバイブ』までバリエーション豊かな作風をもつオストビーらがデザインし、アポルタゲームズ(ノルウェー)から昨秋発売された作品。ノルウェー北部の漁村を舞台に、資源の獲得、新しい建物の建設、漁船の出航、交易、新技術開発を行って勝利点を競う。『サンタマリア』(2017年)のダイスドラフトメカニクスを基にして新しい要素を追加し、完全にリデザインされた。
ゲームは3ラウンドからなり、各ラウンドの最初に白と橙のダイスを振ってドラフトする。自分のボードにはダイスの目と色の組み合わせによるグリッドが設けられており、選んだダイスに対応した列・行のアクションを実行する。建設のアクションでタイルを配置することで手番にできることが強化されていく。技術トラックを進めると、漁船のアップグレードなど特別な能力が解放される。
特定の色、ダイスの目について充実させるか、満遍なく対応できるようにするかはプレイヤー次第。ダイス運はあるが、アクションの組み合わせを構築し、ダイスを選ぶタイミングを見計らって、さまざまな得点方法の中から的確に判断するのはプレイヤーの腕前が試される。特別な能力や最終得点タイルなどはゲームごとに変わり、再プレイ性を高めている。
長崎のボードゲームカフェ「サニーバード」が中心街に移転オープン
サニーバードは2012年、英会話教室に併設したカフェとしてオープン。ボードゲームが増えて手狭になったことから2018年に市内高尾町に移転し、さらに拡大して中心街に再移転することになった。36席で2000種類のボードゲームが遊べる。
沖縄・北谷のアメリカンビレッジで営業する「サイコロ堂シーサイド店」に感銘を受けたというオーナーの平浩太氏。ボードゲーム愛好者でなくても利用しやすいよう外装とレイアウトを工夫し、お買い物のみ、カウンター席での飲食のみも利用できるようにした。ホットドッグやザワークラウトなどの軽食と、コーヒー、ソフトドリンクからビール、サワーなどのアルコール類までメニューも充実。
愛好者向けには個室、半個室を用意し、使って落ち着いて遊ぶこともできる。日本語版を含むオリジナル商品の販売や、ボードゲームポッドキャスト「おしゃべりサニバ」など、ボードゲームカフェ以外でも注目を集めるサニーバード。今後の展開に注目だ。
ボードゲームカフェ SUNNY BIRD
長崎県長崎市江戸町5-3浦川ビル1F/TEL:095-801-2477
今まで長崎的には「人里離れたところにある知る人ぞ知る感じの店」だったサニーバードが、ドドン!と市内中心部にやって来た。カタン的に言うと3や11くらいだったところが6や8になった。長崎のボドゲシーンが、変わる! pic.twitter.com/A1D8otxOSb
— 斎藤(BrainBrainGames) (@NagasakiBGC) May 23, 2025