異端審問に気を付けて天文学発展『ガリレオ・ガリレイ』日本語版、9月上旬発売
『SETI:地球外知的生命体探査』『ティーガーデン』の作者がデザインし、ピンク・トルバドール(チェコ)から2024年に発売された。エッセン・シュピールのスカウトアクションで高い評価を得ている。16~17世紀の天文学者となり、天空の観測などを通じて学問発展への貢献を競い合う。
手番には個人ボード上にある望遠鏡を1~3スペース進め、移動先にある2つのアクションを実行する。アクションは、基本的な得点源である「天体や星座の観測」、観測の手助けとなる「彗星の発見」、行動に応じた得点を強化する「大学での講義」など。2つのアクションのうち1つは再び使用できるようになるまで時間が必要であるため、アクションの順番には戦略性が求められる。
「それでも地球は回っている。」この時代、キリスト教に反する先進的な考えは教会から危険視されていたため、アクションの結果、異端審問官がやってくることがある。異端審問官は各自の個人ボードに留まり、そのままにすると評判を台無しにし、ゲーム終了時に得点を大きく減らしてしまう。適宜説得して自分への心証を改善しておこう。
最後の発見カードが出たラウンドでゲーム終了となり、最終決算をして勝敗をつける。自分の計画に基づいたアクションの選択や組み立てと、宇宙へのロマンを引き立てる美麗なアートワークが目を引く戦略ゲームだ。
内容物 プレイヤーボード4つ、人物ボード5つ、ゲームボード1つ、大学階級タイル6枚、アクションタイル24枚、論題タイル6枚、ダイス30個(3色)、木製トークン116個、彗星トークン 28個、カード35枚、開始プレイヤートークン1個、1人ゲームタイル11枚、上級ゲームタイル6枚、ルールブック1部、四分儀タイル34枚
大阪八尾で「がんばろう能登! ごいたとゆかいなあそびたち2025」8月24日開催
石川県能登町宇出津の伝承娯楽「ごいた」を軸にして能登の魅力を味わい、さまざまなボードゲームや遊びを体験できるイベント。ごいたの体験・スーパーエキシビションマッチ・ミニゲームのほか、プロ棋士・孫英世さんらが来場する囲碁、奈良時代のすごろく「かりうち」、滋賀・彦根の「カロム」、作者が来場する短歌ゲーム『57577』が遊べる。
ほかにも紙芝居アイドルによる紙芝居実演、夏至カレー、能登関連ブース、大阪府八尾市の企業ブースの出展があり、ゲーム以外でも楽しめる趣向を凝らす。遊んで食べて、能登を応援しよう。