耳打ち伝言ゲームで謎解き『ウィスパーズ:名門大学に忍び寄る闇』日本語版、2月7日発売
すごろくやは2月7日、『ウィスパーズ:名門大学に忍び寄る闇(Witness: The Sigma Club)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:D.ボーディン、イラスト:J.エヴァート、4人用、10歳以上、10~25分、2585円(税込)。
イスタリゲームズ(フランス)から2014年に発売された『ウィットネス』をリメイクし、ディーププリントゲームズから昨年3部作で発売された作品のひとつ。各自が断片的に知る手掛かりを隣の人と耳打ちで密かに伝え合い、8章の事件捜査に挑む協力型謎解きゲーム。
スイスの名門大学で不可解な殺人事件が起きた。プレイヤーは秘密組織の潜入捜査官となり、それぞれ各自に「ある時刻での目撃情報」や「容疑者1人の着衣の特徴」といった断片的な情報が割り当てられるが、隣の人にだけ聞こえるように耳打ちで伝えていく。
こうして情報はプレイヤー間を巡っていくが、伝えなければならない情報量が雪だるま式に増えていく。「私が得た情報は、”4時に公園にいたのは男性”です、Aさんによると、”Mr.ブラウンと入れ替わりでMs.ホワイトが公園に行きました”。それからBさんから聞いた情報は、”5時に公園に…誰がいたんだっけ……!」といった具合に、情報の一部が入れ替わってしまったり、抜け落ちてしまったりする。
合計4回の耳打ちを終えたら、集まった情報を紙に書いて整理し、質問に回答して推理が合っていたか答え合わせをする。難易度の異なる8つの事件が収録されており、「名門大学に忍び寄る闇」の正体が明らかになっていく。
ボードゲーム出版社で開催される新作体験会に招かれた潜入捜査官となって事件を解決する体験版「消えた新作ゲーム」が無料配布中。
街を巡って絨毯づくり『タブリーズ』日本語版、2月21日発売
アークライトゲームズは2月21日、『タブリーズ(Tabriz)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:R.フリン、イラスト:S.フィニ、1~5人用、14歳以上、45~75分、7920円(税込)。
『カスカディア』のデザイナーが制作し、クラフティゲームズ(アメリカ)がゲームファウンドを経て今春発売する新作。ペルシャの都市を舞台に、絨毯(じゅうたん)職人たちが注文に応えて名声を競う。
手番には3人の弟子をマップ上で移動させ、絨毯の素材を購入・交換で集める。ダイスで出た目の素材が手に入るところも。商品の在庫が変わりやすく、売り切れもある上に、最初は職人スキルが低く、報酬の少ない注文カードしか受け取ることができない。
注文を達成すると名声の他にスキルを獲得でき、弟子の移動力が上がるなどしてより高価な注文を受けられるようになる。達成した注文カードを職人マットにセットすることでさまざまな恩恵もある。
誰かのスキルレベルが14に到達するか、9枚の注文カードを達成すればゲームは終了し、最も名声が高いプレイヤーの勝利となる。毎ラウンド固有の能力がある上級ルール、ダイスが操作する仮想プレイヤーと対戦するソロモードもあり。
内容物:ゲーム盤 1枚、広場タイル 1枚、ショップタイル 6枚、中庭タイル 2枚、路地タイル 2枚、貿易商タイル 6枚、職人マット 5枚、注文カード(労働者)27枚、注文カード(商人)27枚、注文カード(上流階級)27枚、上級ゲーム用工房カード 10枚、弟子コマ 15個、黒ダイス 6個、灰ダイス 4個、白ダイス 3個、スキルマーカー 5個、名声マーカー 5個、ボーナス名声トークン 1個、コイン 66枚、親マーカー 1個、絹トークン 15個、赤染料トークン 20個、ラクダ毛トークン 25個、緑染料トークン 30個、羊毛トークン 30個、ルール説明書 1冊、1人ゲーム用ルール説明書 1冊
(写真は英語版)