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デッキビルドで地下墓地を探検『クランク! カタコンベ』日本語版、4月18日発売

アークライトゲームズは4月18日、『クランク! カタコンベ(Clank!: Catacombs)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:P.デネン、イラスト:C.ブルックス他、2~4人、13歳以上、45~90分、11000円(税込)。拡張セットではなく、単体でプレイできる。

デッキビルドでダンジョンを攻略する『クランク!』の続編として、『クランク!:イン・スペース』に続き2022年に発売された作品。ゴールデンギーク賞の中量級部門にノミネートされている。タイルをランダムにつなげて生成されるマップにより、ゲームごとに変わる地下墓地のダンジョンを探検する。

宝箱や書庫を開けてさまざまなものを獲得したり、牢屋を開けて囚人を開放したり、またダンジョンにいる幽霊が襲ってきたりといった新しい要素が多数追加されており、臨機応変な対応を求められる。新カードによるデッキビルドは、プレイヤーに新しい戦略を迫る。

『クランク!』のカードを加えてプレイすることも可能。

内容物:クランク! ボード 1枚、開始時タイル(両面仕様)1枚、正方形タイル 28枚、カード 180枚以上、トークン類 140個以上、市場ボード 1枚、クランク! キューブ 120個、プレイヤーコマ 4個、ドラゴンキューブ 24個、幽霊キューブ 5個、ドラゴンの袋 1枚、ドラゴンマーカー 1個、トークン参照シート 1枚、ルール説明書 1冊(カードサイズ:63×88mm)

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フェアリーリング(Fairy Ring)

妖精たちがプレイヤー間を巡回

キノコの村を妖精たちがめぐってマナを集めるカード配置ゲーム。ルポ・プロドゥクシオン(ベルギー)から昨年発売された中量級ゲームである。同時ピックアップドラフトでカードを選択するため、他の人(下家)がどのカードを選びそうか予想して行動できる。

全員同時に、手札のキノコカードから1枚を選び、残りのカードはそれぞれ左隣のプレイヤーに送る。

スタートプレイヤーから時計回りに、「キノコの配置」「妖精の移動」「マナの獲得」を行う。キノコはすでにあるキノコの右か左に置くか、すでにある同じ種類のキノコの上に半分重ねて置く(成長)。そして配置したカードの左上の数字だけ、自分の妖精を移動させる。

全プレイヤーのキノコは端と端がつながっており、妖精はプレイヤー間を移動するところがポイント。止まったところが自分の村のキノコだったらマナを獲得し、他プレイヤーの村だったら、そのプレイヤーがマナを獲得した上で、自分がそれと同じ種類のキノコを持っていたらマナを獲得できる。ウィンウィンで自分のほうがちょっとだけ多く得できたら嬉しい。

キノコは5色あり、マナの獲得パターンはさまざま。成長したキノコはマナが累積するが、広く植えておけば止まってもらえる可能性が上がる。バリアントとして毎ゲーム3枚の共通目標があり、達成したらボーナスになる。マナの高いキノコに止まれるかも考えて、キノコカードを選ぶが、前プレイヤーが置いたキノコのせいでずれることも。

こうして手札を回しながら6枚プレイしたら第1ラウンド終了。第2ラウンドは効果の強いカードが回り、また6枚プレイしたらゲーム終了となる。20マナで1ポイントで得点ダイヤルを回し、合計の多いプレイヤーが勝者となる。

幻想的なイラストと妖精のアクリルスタンドなどこだわりのコンポーネント、ピックアップドラフトによる読み合いに加え、他プレイヤーのプレイにより想定外の移動先に妖精が止まるハプニングが楽しい。

Fairy Ring
ゲームデザイン:L.グレニエ&F.タングイ/イラスト:M.シャルメル
ルポ・プロドゥクシオン(2024年)
2~4人用/8歳以上/40分