ダイスロンデルで資材集め『赤の大聖堂』日本語版、11月20日発売
すごろくやは11月20日、『赤の大聖堂(The Red Cathedral)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・I.センドレロ&S.サントス、イラスト・P.ソト&C.ロマン、1~4人用、10歳以上、30~120分、4400円(税込)。
スペインのゲームデザイナーコンビが制作し、デヴィル社(スペイン)から昨年秋に発売された作品。ドイツ語版が今秋コスモス社から発売され、シュピール’21のスカウトアクションで3位に選ばれた。モスクワの大聖堂を建築する一員として皇帝の評価を競うリソースマネージメントゲーム。
手番には自分の担当する区画を選ぶか、資材を市場で集めるか、資材を支払って建設するかのいずれか。資材集めは中央ボードでロンデル式になっており、ダイスを選んでその目だけ進め、移動先にあるダイスの目だけ資材を受け取る(ダイスはその都度振り直す)。
資材が揃ったら選んでおいた区画を完成させ、収入や得点が入る。区画にはエリアマジョリティの要素もあるので、資材の都合と合わせて考えなければならない。さらに完成した区画にドアや窓などの装飾を加えることもできる。
資源の所有上限に加え、建築現場へ一度に運び込める資源数の制限もあり、効率的に運用しなければならない。市場の動向やライバルの建築状況に臨機応変に対応する戦術と、先々を見据えた長期的な戦略の両方が計画性が求められる。
内容物:得点マーカー 4個、木材 20個、レンガ 20個、石材 20個、金 15個、緑の宝石 10個、紫の宝石 10個、市場ボード 1枚、個人ボード 4枚、資材タイル 8枚、工房タイル 28枚、装飾品 16枚、コイン(ルーブル) 40枚、カード 66枚、サイコロ 5個
『赤の大聖堂(The Red Cathedral)』(デヴィル+すごろくや, 2020-21)ダイスロンデルで資材を集めて塔を建設し最後はマジョリティ争い。ダイスに自分でボーナスを付けれるのが楽しい。ダイス選択は迷うが、建設は早いのでメリハリよくゲームが進む。3人で90分 pic.twitter.com/Trgcy0iOfZ
— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) December 14, 2021
森の古城を攻略するソロゲーム『Lemures』12月3日発売
風栄社/DominaGamesは12月3日、ダンジョン攻略ゲーム『Lemures(レムレース)』を発売する。ゲームデザイン・ポーン(ステッパーズ・ストップ)、イラスト・cyawa、1~2人用、12歳以上、60~90分、3520円(税込)。ゲームマーケット2021秋にて先行販売される。
『Bread Rondo(ブレッドロンド)』に続くポーン氏の1~2人ゲーム。2人姉妹「デリューゼ」と「ミルミア」となって、森の古城へ潜入し、未知の存在「彼ら」を討ち倒すことを目指す超高難易度のダンジョン攻略ボードゲームだ。
プレイごとに変化する城内では、常に「彼ら」の脅威に晒される。「彼ら」を退けつつ、古城の内部を探索しよう。探索中、かつて城に住んでいた者たちの魂を見つけたら、力を与えてあげれば美しい花を咲かせるが、力を奪い取れば、たちまち枯れ果ててしまう。
また、城を長く探索しているとカルマの抑圧を受け、城の奥に進むほどに、過去の記憶が蘇っていく。生命力と魂が蝕まれる前に、迅速に探索しなくてはならない。「理性」と「本能」から新しい術を生み出して対抗するが、どちらに従うかによってエンディングが変わる。ソロプレイでも、2人協力プレイでも楽しめる作品だ。
内容物:説明書×1、 カード×81、 パラメータボード×2、 ゲームボード×1、 ジェム×10、 カルマディスク×4、 ライフマーカー×3、 ソウルマーカー×2(※ジェム、 ライフマーカー、 ソウルマーカー:アクリル製 ※カルマディスク:木製)