手のひらの感覚で伝える『思い出を手にのせて』日本語版、11月20日発売
すごろくやは11月20日、『思い出を手にのせて(Au Creux de ta Main)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・T.ドゥクワ、イラスト・P.ディトラほか、2~8人用、10歳以上、20~30分、4400円(税込)。
オリジナルはラ・ボワット・ドゥ・ジュ(フランス)から2020年に発売された作品。目を閉じて開いた手のひらの上に小道具を置いて、絵のイメージを伝える触覚コミュニケーションゲームだ。孫がおじいさんに思い出のシーンを思い出してもらうという設定。
ペアのチームに分かれ、チーム内で1人(おじいさん役)が目を閉じ、手のひらを差し出す。そこにもう1人(孫役)が、小道具をいくつでも自由に使って、特定の絵の情景を伝える。2回分の情景を伝え終わったら、ライバルチームが選んだ嘘のカードも混ぜて、その中から、おじいさん役のプレイヤーが、伝えられた情景2枚を当てる。2周してポイントの多いチームが勝ち。
小道具は布紐、棒、コインなどさまざまあり、伝え方もなでたり、つついたり、少し高いところから落としてみたりと自由。つなげると1人の人生の物語になる思い出カードには心温まる情景が並ぶ。慣れてきたら、手のひらの指の上しか使ってはいけない、特定の小道具を使わねばならない、手のひらを90度にたてた状態で伝達をするといった制約を加えるエキスパートモードもある。
エジプトの神々の戦い『ケメト:ブラッドアンドサンド』日本語版、10月29日発売
アソビションは10月29日、『ケメト:ブラッドアンドサンド(Kemet: Blood And Sand)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・J.バリオット&G.モンティアージュ、イラスト・A.ブードワロン&P.サンタマリア、2~5人用、13歳以上、90~120分、12100円(税込)。
2012年にマタゴー社(フランス)から発売された『ケメト』のリメイクで、同社から今年キックスターターを経て製品化された。ホルス、ウアジェト、バステト、アヌビス、セベクというエジプトの神々5柱が、エジプトの覇権を争う戦争ゲームだ。
ゲームは夜フェイズと昼フェイズに分かれており、夜フェイズに戦闘準備を行って昼フェイズには徴兵、異動、ピラミッド建設などのアクションを行い、その成果で勝利点を獲得する。祈りポイントで魔法生物などのパワータイルを購入すれば、特殊能力で有利に進めることができ、ピラミッドを高くすればより高級なクリーチャーを召喚できる。
『ゲームメカニクス大全』ではアクションポイント、技術ツリー、ベットとブラフ、一時的/永続的な勝利点など9項目のメカニクスで紹介され、注目されてきた作品。実際に重ねられるピラミッドなど、豪華ミニチュアが熾烈な戦闘を盛り上げる。
内容物:ゲームボード×1、4色のパワータイル×64 (赤16, 青16, 白16, 黒16)、クリーチャーのミニチュア×10、傭兵のミニチュア×6 、神の介入カード×33 、勝利点トークン×80、銀のアクショントークン×5、金のアクショントークン×5、ベテラントークン×20、得点・ターンオーダーボード×1、神の介入カードとパワータイルのプレイヤーエイド×1、
プレイヤーそれぞれのコンポーネント(5色):、ユニットミニチュア×12、アクショントークン×5、個人ボード×1、プレイヤーマーカー×1、ターンオーダーマーカー×1、バトルカード×8、3つの部品で構成されたピラミッド×3、4色の「パワータイルの購入」アクショントークン、4色のピラミッドの頂上パーツ