和歌山海南にボードゲームスペース「ぴよぴよゲームズ」12月4日オープン
和歌山・海南に12月4日、ボードゲームスペース「ぴよぴよゲームズ」がオープンする。JR加茂郷駅より自動車10分(加茂郷駅・海南駅からの送迎あり)、土日祝日のみ営業・予約制で13:00~22:00、不定休。
古民家を使ったボードゲームスペース。靴を脱いで入ると畳敷の八畳二間(座布団)と六畳一間(椅子)があり、合計20席で200種類のボードゲームが遊べる。また庭には店名のもとになった鶏がおり、檻を隔てて触れ合うこともできる。飲食はペットボトル・紙パック飲料のほか、お菓子も用意される。
店主のよしき氏は小さい頃からアナログゲームが好きで、『モノポリー』や『カタン』などの奥深さからボードゲームを買い集めてきた。さらにこの度、一軒家を購入してリノベーションし、開店に至ったという。
月に2回ほど、ドミニオンや人狼などのテーマ会も計画されている。また、和歌山市、海南市、有田市への出張にも応じる。料金は1時間500円(最大1500円)、学割・家族割あり。
ゲームマーケット会場内で女子高生のポップ看板に物議
先週開催されたゲームマーケット2021秋にて、同人創作ゲームサークルが掲示した女子高生の看板が物議を醸している。
話題となっているのは、サークル「6ちゃんねる」がゲームマーケット2021春で発表した『探ぱん(探偵になってぱんつを当てるゲーム)』の特大看板。セーラー服姿の女子高生のスカートが捲れてパンツが見えているパッケージイラストを大きくし、パンツ部分はブリーツの付いた布で覆われて見えないようになっていた(看板の写真を投稿した6ちゃんねるのツイート)。
これに対してセクハラや虐待を連想させるという指摘が国内外から寄せられ、会場内で注意をしなかったゲームマーケット事務局への批判に発展。ゲーム自体を擁護する層からも、家族連れや中高生も楽しめるイベントを目指しているゲームマーケットでは不適切で、ゾーニングするべきであるという意見も相次いだ。
一方、ゲームも看板もスカートめくりを描いたものではないという意見や、ファンタジー/フィクションなので問題ないという意見、表現の自由や創造性が脅かされることへの危惧を表明する人も相次ぎ、賛否両論の応酬が展開された(あきらの日記「ゲームマーケットに対峙する人々へ。作品の持つ危険性においての1つの感想と意見。」/togetter:ゲームマーケット2021秋で売られてる「探ぱん」、海外フェミの標的にされる。)。
その後サークル「6ちゃんねる」のカワダマ代表は、出展ルールを遵守してきたものの、かねてよりゲームマーケットの趣旨に反していないか気にかけていたとし、看板は配慮が足りなかったとして次回から掲示しないことを発表(ツイート)。この対応についてもさまざまな意見が寄せられている。
『探ぱん』は、女の子たちの下半身カードに隠されたパンツを「そのパンツは白ですか」などの質問で当てるカードゲーム(ゲーム紹介)。イラストはアニメやコンピュータゲームで幅広く活躍するぽよよんろっく氏が担当し、ゲームマーケット2021春で話題となった。ゲームマーケット2021秋では拡張パックを頒布している。
ゲームマーケットでは出展者に対し、法に触れる性的なもの、公序良俗を著しく乱すものの持ち込み・販売を禁止し、特に子どもを伴った家族連れ、中高生参加者への配慮を呼びかけている。しかし例えば胸の強調がどの程度だったら許されるのかなど、明確な線引きは難しく、不愉快に思う人とそうでない人がせめぎ合うグレーゾーンが広いのが現状だ。同じようなケースは今後も十分起こりうるだろう。