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チップを5枚並べよう『シークエンス』日本語版、12月発売

ドリームブロッサムは12月、『シークエンス(Sequence)』日本語版を発売した。ゲームデザイン:D.ロイター、2~12人用、7歳以上、10~30分、3129円(税込)。

オリジナルは1982年にアメリカで発売されてロングセラーとなった作品。日本では2003年にビバリーが日本語版を発売しており、会社を変えて2回目の日本語版となる。今回の日本語版はゴライアスの2020年版に基づく。

手番には手札のトランプカードを1枚出して、対応するマスに自分のチップを置き、最初に5マス並んだら勝利となる。

シンプルなルールだが、他のプレイヤーの狙いをうまく封じつつ、順序を考えてカードを出さなければならず、オールマイティカードの使い所もポイントとなる。チーム戦でもプレイ可能。古くて新しい一品の再登場だ。

内容物:ゲームボード 1枚、トランプカード 104枚、チップ 135枚(緑 50枚、青 50枚、赤 35枚)、遊び方説明書

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メドウ(Meadow)

美しい自然を目の前に

野山を巡って珍しい動植物を見つけ、美しい風景を作るポーランドのカードゲーム。180枚のカードはユニークで美しい絵柄が描き込まれている。

手番には3×4に並んだ場札に小道トークンを差し込んでカードを獲得し、自分の前にプレイする。小道トークンは配置した列の何枚目が取れるか指示されており、他のプレイヤーがほしそうなカードも加味してどの順番で取るか考えなければならない。

カードにはアイコンが付いており、草地や湿地をベースにして、その地形で育つ植物、その植物を食べる動物、さらにその動物を捕食する動物という順に重ねて出していく。必要なアイコンが多いものほど揃えるのが難しく、その分得点が高い。また家や柵などの人工物もあり、これらを揃えると風景カードを置くこともできる。必要なアイコンを揃えるとボーナスもある。

こうしてカードを並べていくだけでなく、手番には小道トークンをキャンプファイアボードに配置して特殊アクションを行うこともできる。特殊アクションは場から好きなカードを取る、風景カードに必要な道路タイルを獲得する、山札から3枚引いて1枚取る、手札から2枚プレイするの4種類で、展開に変化をもたせる。

全員が小道トークンを使い切ったらラウンド終了で、規定ラウンドで終了。自分の前に並んだカードの勝利点とボーナスを合計して勝敗を決める。

いろいろな動物に対応するためには地形を幅広く揃えておきたいところだが、地形を広くしすぎるとその分、高得点の肉食動物まで手が回らなくなる。地形をしぼってアイコンを揃え、狙った肉食動物が置けたときは嬉しい。カードのイラストが本当に美しいので、終わってから自分のディスプレイを見て満悦できる作品。

Meadow
ゲームデザイン・K.カリツキ/イラスト・J.キヤク&K.フィービガー
レベルスタジオ(ポーランド, 2021)
1~4人用/10歳以上/60~90分