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四隅を握ってボール落とし『コロコロストーン』10月16日発売

カワダは10月16日、『コロコロストーン』を発売した。2~4人用、6歳以上、5分、1628円(税込)。

ボードの四隅を持ち、転がるボールを傾けて落とすアクションゲーム。オリジナルはアイデアル(アメリカ)から1969年に発売された『レスル・アラウンド(Wrestle Around)』で、インドで『マーブルトラブル(Marble Trouble)』というタイトルで販売されたことがある(当サイトのレポート)。発売から50年以上が経っている作品で、他にも販売されているかもしれない。

各プレイヤーは自分の色のボールを3個をもつ。ボードを平らな場所に置き、グリップを片手で握ってスタート。合図と同時に各自のボールを1個をフィールドに投入し、真ん中の穴に自分のボールが落ちないようにボードを傾ける。ボールが落ちてしまったらまた1個投入し、3個とも穴に落ちてしまったら脱落。最後まで自分のボールが生き残ったらプレイヤーの勝ちとなる。

ボードはテーブルから離れてはならないため、力だけではなくタイミングの勝負となる。2人用の『騎兵ゴルフ(Husarengolf)』にも似たプレイ感で、ゲーム会のスターターや気分転換に楽しめるだろう。

Amazon.co.jp:コロコロストーン

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産業革命時代の工場経営『アークライトカードゲーム』日本語版、10月23日発売

ふるりん本舗は10月23日、『アークライトカードゲーム(Arkwright:The Card Game)』を発売する。ゲームデザイン・S.リストハウス、イラスト・M.メルーシュ、1~4人用、14歳以上、100分、4180円(税込)。

イギリスの発明家・起業家リチャード・アークライト(1732-1792)の時代を描いた産業革命ボードゲーム『アークライト(2014年)』のカードゲーム版。ゲームブルワー社(ベルギー)がキックスターターを経て今夏発売した。起業家として工場を建設し、労働者を雇用し、さまざまな危機や競争相手との競合を乗り越えて製品を販売する。

ゲームは30年間にわたって行われ、10年ごとに4ラウンドに分かれている。手番には手札からカードを出して、工場の開設、既存の工場のアップグレード、機械の製造、新しい労働者の雇用などを行う。また、持ち株を増やしたり、融資を受けて生産コストを賄ったりすることもできる。

その後、生産フェイズで工場で生産した製品を販売するが、市場は需要に応じて変動するので、需要が低いと利益が下がるかもしれない。しかし労働者に給料が支払い、機械に定期的なメンテナンスが必要なので、利益が出るどころか赤字になってしまうことも。商品がたくさん売れれば株価が上がり、魅力が高いとボーナスもある。国内で売れなければ、海外に出荷したり、次のラウンドに備えて保管したりすることもできる。

最終ラウンド終了後、自分の倉庫に残っている商品をすべて売り、自分が受けた融資だけ保有する株式数を減らし、個人の出荷実績に基づいて株価を下げる。最終得点は自分の持ち株数×株価で勝敗を決める。

120~240分という重量級ゲームを100分に収めたとはいえ、それでも重量級でたっぷり遊びごたえのある経済ゲームだ。

ふるりん本舗:アークライトカードゲーム