日本版The One Hundred 2021、今年も『テラフォーミング・マーズ』が1位
好きな非電源系ゲームを挙げる毎年恒例の年末投票「日本版The One Hundred」投票が12月1日から12月10日まで行われた。発起人はさとーとしき氏(twitter)、集計はゆれひ氏(twitter)。Google Formを使って各自がオールタイムベスト15を投票した。今年の投票者数は546名で、昨年(377名)から169人の増加で過去最高を記録した。
1位は今年も『テラフォーミング・マーズ』で5年連続。得票率も昨年と同じ27%で、4人に1人は投票した計算になる。昨年2位の『ザ・クルー』は大きく順位を下げ、代わって3位だった『ブラス・バーミンガム』が復帰した。最もジャンプアップしたのは『蒸気の時代』で昨年の80位から17位。
新作の最高位は『アルナックの失われし遺跡』で10位、国産トップの『異世界ギルドマスターズ』は昨年の23位から13位にランクアップした。国産は103タイトル中12タイトルと昨年から5タイトル増え、日本語版未発売の海外ゲームは13タイトルと昨年から1タイトル減っている。
毎年、このリストをもとに愛好者が所有数とプレイ数をカウントする「ゲーマー度」診断が行われている。まだ遊んだことがないタイトルがあれば、この機会にチェックしてみよう。
過去の結果:2020年/2019年/2018年/2017年/2016年/2015年/2014年/2013年/2012年/2011年/2010年/2009年/2008年/2007年/2006年/2005年
ガラパゴス島で新種発見『種の起源ボードゲーム』日本語版、1月20日発売
アークライトゲームズは1月20日、『種の起源ボードゲーム(On the Origin of Species)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・G.アセンシ&F.レナリアス、イラスト・A.サレス、2~4人用、9才以上、45~80分、5280円(税込)。
『種の起源』を著したダーウィンの助手としてガラパゴス諸島で数多くの生物種を調査し、新種を発見して成果を競うボードゲーム。オリジナルはモント・ターベル(スペイン)から2019年に発売された。今回の日本語版は第2版に基づく。
手番には、調査か発見のどちらかを行う。調査では2つの観察キューブをボード上の新種タイルに置き、空、陸、水の生息地の知識を得る。発見では得られた生息地の知識を使って新種タイルをボード上に置き、勝利点やカードを得る。ビーグル号が旅の最後のマスに到達し、ガラパゴス諸島を離れるとゲーム終了で、最終ゴールカードに応じて進化ポイントを得点し、合計点で勝敗を競う。
ゲームで登場する多様な生物は実在するもので、知的好奇心を刺激する。ビーグル号の船員も実際に乗艦した人々を基にしているので、歴史も感じられる。ビーグル号コマ、カメ型の得点マーカーなどコンポーネントも見どころだ。
内容物:ゲーム盤 1枚、ルール説明書 1冊、ビーグル号コマ(木製の船)1隻、得点マーカー(カメ型)4個、目標マーカー(碇型)3個、観察キューブ 32個、既知種タイル 3枚、新種タイル 27枚、ビーグル号カード 18枚、棲息域カード 33枚、ダーウィンの日誌カード 32枚(カードサイズ:44×67mm)