メキシコ古代文明でピラミッド建設『サポテカ』日本語版、12月18日発売
テンデイズゲームズは12月18日、『サポテカ(Zapotec)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・F.ロピアーノ、イラスト・Z.ウンゲルター&A.ザワダ、1~4人用、12才以上、60~75分、6600円(税込)。
ボード&ダイス社(ポーランド)から年末に発売される新作ボードゲーム。デザイナーは『メルフ』『カリマラ』のロピアーノがあたった。現在のメキシコ南部で紀元前に繁栄したサポテカ文明で農耕と建設を行い、勝利点を競う。
各ラウンド、プレイヤーは手札からカードを1枚選んで一斉にオープン。手番順と手に入る資源、さらに建設できる建物・場所・地形が決まる。この順番に従って資源を使って新しい家を建てたり、特殊能力を手に入れたり、神々に生贄を捧げたり、ピラミッドを建てたりする。
資源はグリッドの行または列を参照するがグレードアップすることもできる。ラウンド終了後、中央の場からカードをドラフトで補充し、残ったカードが次のラウンドの得点ボーナスとなる。こうして5ラウンド終了後、ピラミッド、生贄トラックの位置、儀式カードの勝利点を合計し、勝敗を決める。
カード1枚をプレイするところから、どこに何を建設するかまで、多くの選択肢に悩まされる作品。3段に積み上がっていくピラミッドの造形も見事だ。
サポテカ(Zapotec / ボード&ダイス+テンデイズ, 2021)
アクションカード一斉出しで数字の低い順に資源を産出し、その資源で建設や儀式を行う。使われたアクションカードが補充するアクションカードとして循環することで、トレンドと先取り合戦を生み出す。 pic.twitter.com/jZyrnItaOe— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) January 24, 2022
「コグトレ」3ゲームを同梱『COGET コ・ゲット』12月14日発売
東洋館出版社は12月14日、認知機能を鍛えるカードゲーム『COGET コ・ゲット』を発売する。デザイン・吉田早希、監修・宮口幸治(立命館大学)、2~4人用、6才以上、10分、4950円(税込)。
ベストセラー『ケーキの切れない非行少年たち』で紹介された「コグトレ(認知トレーニング)」のカードゲーム。「見る・覚える・数える」をテーマにしたゲーム3種類を同梱している。
「くるくる星座」はさまざまな方向を向いている星座からお題の星座と同じものを探すゲーム。「メンタルローテーション(心の中で回転させ想像する力)」が試される。「さがし算」は足してお題の数字になる2つの数字を手札から見つけて素早く出すゲームで、ワーキングメモリを鍛える。「なにがあったメモリーカード」は色かマークを合わせる神経衰弱。視空間に関する短期記憶が試される。
カードは両面抗菌加工で、カラーユニバーサルデザイン認証済。デザインにもこだわり、お勉強感のない楽しい雰囲気になっている。