橋(Hashi)
あちら架ければこちら架からぬ
雑誌『ニコリ』発のパズル「橋をかけろ」を元にしたドイツのフリップ&ライトゲーム。カードをめくって出てきた数字と橋をマイボードに書き込む。都合が悪いなら数字か橋、またはその両方をスキップしてもよい。ルールは「橋をかけろ」と同じで、
- 島同士を線(橋)で結ぶ
- 線は水平・垂直方向のみで、他の線と交差しない
- どの島の間にも2本までしか橋は引けない
- 数字はその島から引かれる橋の数を表す
パズルではなくゲームになっているのは、指定された島(赤い旗、青い旗、6つの島)の完成が早い順にボーナスがあるところ。最後に完成した島とボーナスの合計で勝敗を競う。
最初のうちはどこにでも書けるので気楽だが、だんだん真綿で首を締められるように選択肢が絞られ、あきらめざるを得ない島が出てくる。「こっちに書いておけばよかった!」と思っても後の祭り。まだ出ていないカードの順番で運の要素はあるものの、中盤ぐらいから「あちら立てればこちら立たず」があちこちで発生し、非常に頭を悩ませる。早い者勝ちのボーナスなど考える余裕もないくらいだった。
Hashi
ゲームデザイン・J.D.アラース/アートワーク・不明
ニュルンベルガー・シュピールカルテン出版(ドイツ, 2021)
1~4人用/8才以上/20分
アナログゲームコミック単行本『アナゲ超特急』12月18日発売
新紀元社は12月18日、コミック『アナゲ超特急』を発売する。磨伸映一郎+泉仁優一・作、A5版152ページ、1320円(税込)。
季刊誌ゲームマスタリーマガジン1~14号とGMウォーロック1号で連載されたコミックを単行本化。磨伸映一郎氏(『氷室の天地』)が、アナログゲームを名作傑作から珍作怪作まで面白おかしく紹介する。
紹介されているのは『渡る世間はナベばかり』『とくがわあつめ』『横暴編集長』『ゾンビタワー 3D』『TATEWARI』『ダンジョンファイター』『バルバロッサ』『ペリーこないで』『ことりファイト』『キル・Dr・ラッキー 19.5周年特別版』『なかぬき パラダイス』『羅生門』『狂気山脈』『四国』『大迷惑列車̶ソーシャルトレイン』『オダノブなんだっけ』『シャドウレイダーズ』の17作品。国産同人から海外日本語版まで幅広い。
さらに各話の巻末でとりあげた作品を友野詳氏が解説。より一層ゲームを遊びたくなる。
発売を記念して12月18日に大阪・日本橋のキウイゲームズにてサイン会とゲーム会が行われる。14:00~18:00、当日購入可。
大のおとなが本気の粘土遊びで大惨事に陥るお話(1/2) pic.twitter.com/piJxTIDHta
— 磨伸映一郎@『アナゲ超特急』1巻12月発売! (@eiitirou) December 10, 2021