Posted in 日本語版リリース

待望の名作『プエルトリコ20』日本語版、2月10日発売

メビウスゲームズとEngamesは2月10日、『プエルトリコ20(Puerto Rico 2020 Edition)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・A.ザイファルト、イラスト・V.デュトレ&J.モロー、2~5人用、12歳以上、70~120分、6600円(税込)。

2002年にアレア(ドイツ)から発売され、ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞、国際ゲーマーズ賞(マルチプレイヤー部門)、日本ボードゲーム大賞(海外ゲーム・フリーク部門)で1位に輝くなど一世を風靡した作品。Boardgamegeekでは通算6年間総合ランキング1位を守り、日本版The One Hundredでは2005年のスタート以来16年間にわたってトップ10にランクイン。日本語版が長らく待望されていた。

プエルトリコの植民地統治者となって、ヨーロッパへの物資の輸送や建物の建設によって勝利点を競う。順番に職業を選び、選んだ職業のアクションを全員が行う「バリアブル・フレーズ・オーダー」メカニクスが用いられ、お互いの状況を見た職業選択の駆け引きと、さまざまな効果をもつ建物選択の戦略が相まって遊びごたえのあるゲームになっている。

今回日本語化される2020年版(第3版)では、これまでに発売された拡張セット「新たな建物」「貴族」「バッカニア」「祝祭」を全て同梱。アートワークが一新されているほか、奴隷制度をテーマにしたボードゲームへの批判から、「親方」アクションで船から茶色の労働者が取られていたところを、職業斡旋所から紫色の労働者を取ることに変更された。旧版からの買い替えもアリだ。

内容物:ゲームボード 6枚、商品駒 50個、労働者駒 100個、貴族駒 20個、貨物船 5枚、コイン 51枚、島タイル 58枚、勝利点チップ 50枚、役割カード 10枚、建物タイル 90枚、ルールブック 1冊

(写真はドイツ語版)

 

Posted in 日本語版リリース

ペルソナ同士の戦い『開廷!脳内裁判』日本語版、2月下旬発売

ホビージャパンは2月下旬、『開廷!脳内裁判(Voices In My Head)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・C.コニエツカ、イラスト・D.アルディラ&ドゥツィオプロス、3~6人用、12歳以上、60~120分、4950円(税込)。

『ザ・イニシアティブ』のコニエツカ/アンエクスペクテッドゲームズ(アメリカ)が年明けに発売する最新作。銀行強盗未遂の被告のさまざまな心の一つとなって、陪審員の心証を自分の望む結果に導くことを目指す。

プレイヤーは検察官、もしくは「公正」「欺瞞」「身勝手」などの秘密裏に選ばれる被告のペルソナ(内面の人格)の一つとなって、心理ボード上の競りで「計画」「観察」「発話」「運動神経」などの行動分野を支配し、陪審員に何らかの影響を与える。

裁判の進行は検察官がカードを選択することによって進み、プレイヤーは自分にとって最適な行動をとるべく、心理ボードの各行動分野に影響トークンを送ってその行動の支配権を争う。心理ボードはゲームセンターのプッシャーゲームのようになっており、台に残っているトークンが各行動で主導権を握る。

その行動での選択を行い、その結果「衝動的」だったり「批判的」だったりと、様々な価値観の陪審員の心を動かし、裁判を有利もしくは不利に導く。8ラウンドの審議の結果、ほかの「あなた」を抑えて「あなた」の望む方向に裁判は進むだろうか。もしくは検察官は望む有罪を勝ち取れるだろうか。

正体隠匿+競り+アクションゲームに行動選択などを組み合わせたユニークなシステムで、ユーモラスな裁判の展開が楽しめる法廷劇ゲームだ。

内容物:ゲームボード 1枚、プラスチック製プラットフォーム 5台、ルールブック 1冊、裁判カード 48枚、戦略カード 24枚、役割カード 13枚、ストーリーカード 4枚、トークン100枚、心理プラットフォーム 1枚、リファレンスシート 5枚、検察官用ついたて 1枚