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『世界の七不思議:大建造物』日本語版、2月下旬発売

ホビージャパンは2月下旬、『世界の七不思議:大建造物(7 Wonders: Edifice)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:A.ボウザ、イラスト:M.コインブラ&E.エビンガ、3~7人用、10歳以上、30分、4400円(税込)。プレイするためには『世界の七不思議(初版、第二版どちらでも可)』が必要。

アートワークを一新して2020年に発売されたドラフト文明発展ゲーム『世界の七不思議(第二版)』の拡張セット。初版でも発売され、第二版でリニューアルされていた拡張セット『指導者たち』『都市』とは異なり、第二版で初めて追加され、英仏語版などと共に今年同時発売となる。

新たな種類のカード「大建造物」は円形劇場、望楼、公文書保管所など各時代別に5枚ずつあり、その中からランダムに1枚が登場する。その時代が終わる前に建設に参加すれば大きな報酬が得られ、参加しなければペナルティが与えられる。自身の七不思議の建設とは別に、大建造物にも資源を使わなければならず、両立させるためより難しいリソースマネージメントが求められる。

さらに新しい七不思議として、この拡張セット専用の「ウル」と、どれにでも使える「カルタゴ」が登場。変化に富んだ壮大な建築競争が楽しめる。

内容物:七不思議ボード 2枚、大建造物カード 15枚、参加駒 24個、借財トークン 15枚、コイン 3枚、軍事紛争トークン 12枚、スコアシート 1冊、新しい効果の説明シート 3枚、ルールブック 1冊

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フランスのボードゲームデザイナーS.ラジェ逝去

フランスのボードゲームデザイナー、S.ラジェ(Serge Laget)氏が今月、病気のため63歳で逝去した。

1959年2月13日フランス南西部のオロロン=サント=マリーに生まれ、教育コンサルタントの傍らボードゲームをデザインしてきた。

20代からボードゲームを発表し始め、『マレ・ノストルム(2003)』『ニダヴェリア(2020)』などのほか、B.フェデュッティ氏との共作で『修道院殺人事件(1995)』『キャッスル(2000)』『アド・アストラ(2009)』、B.カタラ氏との共作で『キャメロットを覆う影(2005)』『戦時(2008)』などの作品がある。

B.フェデュッティ氏はブログで、過去作品の再版についてメールでやり取りしていたが重病だとは知らなかったといい、逝去の報に驚いているとした上で、「セルジュは親切で、気配りができ、慎重な人だった」と書いている。B.カタラ氏はFacebookの写真を黒一色にして弔意を表し、ラジェ氏の在りし日の写真を投稿して「笑顔よ永遠なれ」というコメントを付けた。

BoardGameGeek:Serge Laget
Wikipedia:Serge Laget