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日本語版ボードゲーム発売、4年連続で年間200タイトル超

今年1年に発売された海外ボードゲームの日本語版は225タイトルであることが当サイトの調べで分かった。200タイトルを超えるのはコロナ禍前の2019年から4年連続。

2015年からのボードゲームカフェ急増と同時期に日本語版も増えてきたが、ボードゲームカフェはコロナ禍で打撃を受けたのに対し、日本語版はペースを維持。2020年のステイホーム特需の後もペースを落とすことなく、230タイトル前後で推移している。

1週間に4タイトルというハイペースなリリースの中で、売れるゲームとそうでないゲームの格差が広がっている。売れるゲームはすぐ品切れとなって再入荷まで時間がかかるうちにプレミア価格となり、ほとんど話題にならないまま投げ売りされてしまうものも見かける。即売り切れか売れ残りかの二極化が進むと、ショップはコンスタントに利益を上げることが難しい。

1ヶ月程度で移り変わっていく流行を追いかけていては1タイトルにつき1,2回しか遊べないが、ボードゲーム会やボードゲームカフェでは話題のゲームでないと一緒に遊んでくれる人が少ないのも現実。メンバーに合わせたスマートなチョイスが以前にも増して求められている。

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書籍『自分だけのボードゲームを作ろう』12月27日発売

オライリージャパンは12月27日、書籍『自分だけのボードゲームを作ろう』を発売する。著:D.T.ダニエルズ、訳:金井哲夫、152ページ、2640円(税込)。

アメリカ人ゲームデザイナーによるボードゲームデザインのガイドブック。今年8月に刊行された”Make Your Own Board Game: Designing, Building, and Playing an Original Tabletop Game”を翻訳した。ゲームの「ルール」、ルールを実際にプレイするための仕組みである「メカニクス」、コマやカードなどの小道具である「コンポーネント」など、ゲームを構成する要素について、初歩から詳しく解説する。

4つのサンプルゲームを収録し、カスタマイズすることで初心者でも手軽にゲーム作りを体験できるところが特徴。また、ボードゲーム愛好者にとっても、ゲームの構造や基本的な流れを理解する力を促進できる。

オライリージャパン:自分だけのボードゲームを作ろう