デッキ強化でトリックテイキング『フィッシェン』日本語版、11月29日発売
サニーバードは11月29日、『フィッシェン(Fischen)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:F.フリーゼ、イラスト:M.ラッヘ、3~5人用、8歳以上、40分、2420円(税込)。ゲームマーケット2024秋にて先行販売される。
2Fシュピーレの今秋の新作で、スカウトアクションのキッズ・ファミリーゲーム部門で5位に入った。デッキを強化していくトリックテイキングゲーム。
ゲームは8ラウンドにわたって行われ、8~10枚の手札を配ってスタート。マストフォローでトリックテイキングを行い、獲得したカードが得点になる。そして前のラウンドで獲得したカードを混ぜて次のラウンドの手札を取るが、足りない分は山札「大海原」から引く。
山札「大海原」には数字の大きいカードや、トリック終了時や次のトリックでさまざまな効果が発動するカードが入っており、序盤にあえてトリックに負けることで手札を強化していく作戦もある。
『トリックマイスター』のフリーゼらしい斬新なデザインながら、効果は複雑ではなく、テンポよく遊びやすいトリックテイキングゲーム。フリーゼファンにもトリックテイキングファンにも嬉しい最新作の登場だ。
多言語の注文を聞き取れ!『ビストロ・コスモポリート』日本語版、11月29日発売
すごろくやは11月29日、『ビストロ・コスモポリート([kosmopoli:t])』日本語版を発売する。ゲームデザイン:F.トスカノ&J.プロティエール、イラスト:S.エスカパ、4~8人用、10歳以上、6分、3960円(税込)。
世界各国のお客さんたちの注文を聞き取り、必要な食材を集めて、数々のミッションに挑戦していくリアルタイム協力ゲーム。ジュ・オプラ社(フランス)から2020年に発売された。フランス・トリックトラック賞ノミネート。
1人が給仕役となってスマホのアプリで流される注文をイヤホンで聞き取り、みんなに伝える。料理人役のプレイヤーはメニューカードから該当する料理名を探し出し、その料理に必要な食材を集める。そして支配人役が、メニューカードと食材カードのセットをテーブル番号カードとひとまとめにして給仕役に手渡す。カード内容をアプリに入力して正解なら提供成功。間違っていたらやり直しで、制限時間の6分以内にミッションごとに定められた評価点を獲得できればクリアとなる。
注文はアフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア、フランス各地の6つの地域から集められた60言語。ミッションは18用意されており、お客さんの数が増え、新しいメニューカードや食材カードが追加されていく。
聞き馴染みのない発音を伝言するため、お目当ての料理が探しにくくなっており、謎の言葉を全員が口にしながら必死に伝えようと奮闘するのもとても愉快で盛り上がる。少し言語に慣れると、だんだん似ている発音に気づいたり、微妙な音の違いがわかるようになってきたりするかも。
ビストロ・コスモポリート([kosmopoli:t] / Toscano & Prothière / Jeux Opla+Sugorokuya, 2020-24)
6分間でアプリから客の注文を聞き取って伝達し、一覧から食材を探す協力ゲーム。見つかったらアプリに入力して答え合わせ。1人数言語を担当しており、耳コピー通りの文字とは限らない pic.twitter.com/qrO4HO17h9— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) December 23, 2024