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日本ボードゲーム大賞に『魔法にかかったみたい』

日本ボードゲーム大賞今年からノミネートなしの投票制になった日本ボードゲーム大賞の結果が昨夜、ゆうもあのホームページで発表された。幅広い人気を集めて1位になったのは『魔法にかかったみたい(Wie verhext!)』。
『魔法にかかったみたい』は、さまざまな職業を使い、材料を集めて魔法の薬を作るカードゲーム。ほかの人と同じ職業選択をすると損をするため、狙いを読んで裏をかくところに心理戦の楽しみがある。昨年のユーロ高において3500円と安価なのも魅力だ。
2位には『ストーンエイジ』、3位には『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』が僅差でつけた。いずれも海外でも高い評価を得ている作品だ。『アグリコラ』は4位で、日本語版の発売が投票期間に間に合わなかったのが響いた。
今回の投票の集計方法はドイツゲーム賞と同じで、10位以内に入ったタイトルのうち半分がドイツゲーム賞と共通している。残りの半分はカードゲームや小箱のボードゲームで、日本では、輸入品のため価格帯が高く、その分安価なゲームに人気が集まっているといえよう。
ゆうもあ:日本ボードゲーム大賞2008発表!
メビウスゲームズ:魔法にかかったみたい

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フランス年間ゲーム大賞2009に『ディクシット』

アスドール2009年のアスドール・フランス年間ゲーム大賞は『ディクシー』が選ばれた。映画祭でも有名なカンヌで開かれる国際ボードゲーム祭で授与される。
このゲーム賞は1988年から始まる伝統ある賞で、ファミリー向けの易しいゲームを選ぶ傾向にある。大賞を受賞した『ディクシー』は、フランス産のコミュニケーションゲーム。親が絵を見て言葉や文を話し、子が手札から親の話に合うと思うカードを出す。当たっていれば親も子も得点になる。絵はどれも絵本の挿絵のような不思議なものばかりで、説明が難しいのが特徴だ。
これと同時に発表されるキッズゲーム賞には『チーズのお城』が選ばれたほか、異例の審査員特別賞が発表され、『アグリコラ』が選ばれている。ファミリー向けを標榜するフランス年間ゲーム大賞だが、審査員にはフリークが含まれており、強い推薦があったという。
このほかにファイナリストとしてノミネートされたゲームは以下の7タイトル。評価の高いゲームが数多く含まれているだけに、大賞作がサプライズとなっている。
【アスドール・フランス年間ゲーム大賞2009】
大賞:ディクシー(Dixit / J.-L.ルービラ)
キッズゲーム賞:チーズのお城(Chateau Roquefort)
審査員特別賞:アグリコラ(Agricola)
ファイナリスト:ベッポ(Beppo)、ドミニオン(Dominion)、カレイド(Kaleidos)、ジャマイカ(Jamaica)、モー(Mow)、パンデミック(Pandmie)、ツァール(Tzaar)
Tric Trac:Et l’As d’Or Jeu de l’Annee est…
Boardgame Geek:Dixit