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ゲームマーケット2010:子供コーナー

かつてはオタクの巣窟かと思うほど濃いお兄さんたち(もちろん私も含む)しかいなかったゲームマーケットも、近年は女性や子供が増えて和やかなイベントになってきた。ボードゲームの一般的な広がりが肌で感じられる。
子連れでゲームマーケットに行っても飽きられないか心配な方もいるだろう。でも大丈夫。今年も特設会場として6卓、こどもゲームコーナーが設置されている。NPO法人ゆうもあから専門のスタッフが厳選したキッズゲームを用意し、遊びたいゲームのルール説明もしてくれる。
それからすごろくや/Qの体験テーブルに立ち寄ってみよう。ここではドイツのキッズゲーム大手、ハバ社の新作ゲームがルール説明つきでお試しプレイできる。
ただしどちらも託児所ではないので、買いたいゲームもあるだろうが保護者も必ず同席すること。
ゲームを買ってフリープレイコーナーで遊ぶという手もある。こどもゲームコーナー、フリープレイコーナー、すごろくやブースはいずれも5階にあって互いに隣接しているので、子供と過ごすのに最適だ。
飽きたら浅草寺周辺の散策に出かけてもよい。境内には出店もあり、また花やしき遊園地も遠くない。
ゲームマーケット2010:中古ゲーム
ゲームマーケット2010:輸入ゲーム新作
ゲームマーケット2010:500円ゲームズ
ゲームマーケット2010:新作リスト
ゲームマーケット2010:前日イベント

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人生ゲーム(The Game of Life)

ぢつと手を見る
考えてみるとすごい邦題である。「人生をテーマにしたゲーム」というよりは、「人生とは全てゲームである」というメッセージを主張するかのようだ。
日本ではボードゲームの代名詞としてすっかりおなじみの人生ゲーム。最初は1860年にアメリカで作られ、それから100周年記念で現在の形にリメイク。これをもとにして8年後に日本語版がタカラから発売され、「人生、山あり谷あり…」のCMで大ヒット商品となる。それから40年余り、日本では毎年のようにシリーズ新作が発売され、累計販売数は1260万個に上る。これほど人生ゲームを愛している国民もいないだろう。
私も子供の頃、友達とよく遊んだ。ボード上に山があって、車がそこを登っていくのに心ときめいたのをよく覚えている。学生の頃には毎年発売されていた平成版を買い続けた。前の年の出来事が反映されていて、プルトニウム船を押し付けあったり、アッパーとかダウナーというドラッグを飲んだりと大人向けの内容を楽しんだ。
平成版はゲームマーケットでまとめて手放してしまったが、何年か前に発売された初代復刻版が棚にあったのを長女が見つけ、遊ぶことに。さすが直訳版だけあって、50年も前のアメリカンドリームが面白い。
はじめは進路選択で大学かビジネスコースを選ぶ。妻は大学に行って新聞記者に、長女はビジネスコース。私もビジネスコースに進んだが、台風に吹き飛ばされスタートへ。次は大学に行って弁護士になったが、またもや台風でスタート。結局医者になってずっと後を追いかけた。保険は入らず、給料日のたびに賭けをするギャンブル好きな医者(笑)。
結婚は必ずしなければならず、その後に子供が生まれるマスがある。長女も私も2人産んで2人を養子に迎える子だくさん家族。でも子だくさんで不利なイベントはなく、むしろいないほうが孤児院に寄付を迫られたりする。まあ、ほしいと思ってもマスに止まらなければできないあたり、リアルといえばリアルである。
はじめに橋を渡って後から通る人から2万ドルずつもらうなど、着々とお金を貯める妻だったが、ロールスロイス(”$150,00″とあるが150,000ドルとした)を買ったのと、仕返しのマスで私から10万ドル取られたのとでだいぶ目減りしてしまう。私は終盤に石油が出て逆転。妻が30万ドル、私が39万ドルで勝利。長女は最初にゴールしたものの、約束手形が火だるまになって赤字でゲーム終了(汗)。45分。
賭けでいくらを張るかとか、仕返しで誰からお金を取るかとか、株や保険を買うかとか、選択肢もあって運だけのゲームではない。時間も短かめで、最後までエキサイティングに楽しめた(最新版は30分のジュニアステージ、60分の億万長者ステージが選択できるようになっている)。
たまにはド定番も家族で遊ぶには、いいものである。ただ大人が遊ぶと、子供の頃には分からなかったリアルでドロドロしたものも感じなくはない。こんな話もあるので注意が必要だ。
The Game of Life
R.クレイマー/ミルトン・ブラッドレー−タカラ
2〜6人用/8歳以上/60分
人生ゲーム