三井生命ベクトルライフにボードゲーム特集
三井生命の広報誌ベクトルライフ8月号(Vol.120)に、「子どもからおとなまで楽しめるボードゲームをはじめよう」と題して5ページにわたるボードゲーム特集が掲載されている。
特集はボードゲームの歴史から始まり、子どもとおとなが同時に楽しめるドイツゲームの紹介、高円寺のボードゲームショップ・すごろくやで丸田店長からゲームの選び方を聞く。おすすめのボードゲーム・カードゲームとして、『ニムト』『熟語トランプ』『ワードバスケット』など10タイトルの人数・対象年齢・所要時間・価格・コメントが記載されている。
そして最後にボードゲームはコミュニケーションツールになること、また複数のメンバーで楽しめることに触れられ、この夏はぜひボードゲームをと結ぶ。とアナログゲームなのに、情報はインターネットで広がっているという面白い分析も。
インフォメーションではすごろくや、NPOゆうもあと並んで当サイトも紹介されている。契約者向けの非売品なので一般には入手できないが、各方面の雑誌にボードゲーム記事が掲載されることが増えており、ボードゲームの浸透を示すものとして注目される。
ドミニオン:錬金術(Dominion: Alchemy)
薬の入れすぎに注意!
まもなく発売になるドミニオンシリーズ第4弾『錬金術』をプレイ。これまでの3作より箱がひとまわり小さくなり、カードは新しい財宝のポーションと、12種類のアクションカードしか入っていない。その分、お値段もお手ごろとなっている。
今回のコンセプトは、4金で買えるポーションの存在。追加アクションカードの多くは、お金+ポーションで買えるようになっており、ポーションがないとアクションカードの選択肢が大幅に狭められてしまう。しかしポーションの価値は0金で点数にもならず、買いすぎて手札にたくさん入ってくると何もできなくなってしまう。1〜2枚くらいがよさそうだ。
推奨デッキ「禁断の芸術」には『錬金術』から弟子(1枚廃棄してコスト分だけカードを引く)大学(+2アクションでコスト5以下のアクションカード獲得)、使い魔(+1カードと+1アクションでほかのプレイヤー全員に呪いカード)、支配(左隣のプレイヤーの手札で1手番行い、手に入ったものをゲット)などが登場する。使い魔が凶悪で、みんな呪いカードを引きまくる展開に。6点カードどころか、3点カードも覚束ない。
私は弟子を使って呪いカードを廃棄を試みたが、呪いカードは0金なのでカードを引けない。その間に鴉さんとトンデモブラウさんは庭園を集めて、デッキを増やしていった。結局これが正解で、鴉さんが1位、私はマイナス脱出がやっとだった。
ポーションがないと買えないカードが多いことで選択肢が狭められ、またアクション中の選択肢もないため、『ドミニオン』の基本セット並みのスピード感があるのがよい。原点に戻るという方針が感じられた。それでいて錬金術らしく魔法の雰囲気をもつカードもちりばめられていて面白い。