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『ワードバスケット』再販

長らく絶版となっていたワードゲーム『ワードバスケット』が、東京・水道橋のゲームショップ、メビウスゲームズから発売される。店長のブログで明らかになった。発売日・価格は未定。メビウスゲームズがオリジナルで制作するのは『キュージェット』『お先に失礼しま〜す』に続いて3タイトル目。

『ワードバスケット』は、ひらがなの書かれたカードで遊ぶしりとりゲーム。場札の文字から始まり、手札の文字で終わる言葉を考えて出す。手番はなく、思いついた人から出せるスピード勝負で、早くて札をなくした人の勝ちになる。

5〜7文字しばりや、あ〜ら行指定のワイルドカードなどの特殊カードも入っており、さらに独自ルールで食べられるもの限定などを入れることもでき、ボキャブラリーを試される。2003年に東京で開かれたゲームオリンピックでは正式種目となり、目にも止まらぬ速さの激戦が繰り広げられたこともある。

デザイナーはJAGAの小林俊雄氏で、2002年に永岡書店から一般発売されたが絶版。現在はJAGAのホームページにある画像データをダウンロードして自作しなければ遊べない状態になっていた。今回のメビウス版はカードを投げ込む「バスケット」が入っておらず、箱に投げ込む方式になっている。もちろん、同人版で発売されたときのように、100円ショップのプラスチックどんぶりを使ってもよいだろう。

メビウスおやじ:ワードバスケット
メビウスママのひとりごと:第4回ゲームオリンピック

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トリビアル・パスート(Trivial Pursuit)

トリビアル・パスートこんなに頭を使うとは
80年代にアメリカで大ヒットし、世界中に広がったクイズゲーム。ウィキペディアによると、発売後20年間に世界26カ国で8800万セットが販売されたという。日本語版も1985年ごろ、2つの版で発売された。1つはアメリカ版と同じパッケージ、もう1つは日本風のパッケージ(写真)で、クイズ内容も少々違うようだ。どちらも結構なお値段でそのうち投売りされてしまったという。裏磐梯高原のペンションともにはどちらもあって、両方遊ばせてもらった(クイズ番組が大好きな長女が、問題を読みたがったためである)。
ダイスを振って自分のコマを進め、止まったマスに指示されたジャンル(地理・娯楽・歴史・芸術・科学・趣味から1つ)のクイズを解く。正解ならまたダイスを振って進み、次の問題に挑戦する。コマが落ちているマスで正解すればコマがもらえ、6つ(全ジャンル)集めれば勝ち。
肝心のクイズだが、発売当時の時事問題(よど号ハイジャック事件関連が多かったような)はギリギリフォローできた。だがそれ以上に、全体的に「トリビア」だけあって難易度が高い。クイズなので、知っているか知らないかだけのはずが、知っていたのに忘れてしまったとか、適当に言ったら正解だったということもあって、ずいぶん考えさせられる。頭から煙が出そうなほどヒートアップ。
なかなか当たらないのでゲームが進まないこと進まないこと。結局1時間以上遊んでから、時間を切って一番コマを多く集めた人が勝ちということに変更した。とはいっても、知らないことを知る楽しみのほうが大きく、難問の解答が出るたびにへぇへぇと感心した。
Trivial Pursuit
C.ヘニー、S.アボット作/パーカーブラザーズ(1984)
2〜6人/12歳以上/90分
トリビアル・パスート