ティップ・キック(Tipp-Kick)
ワールドカップ2010南アフリカ大会で快進撃を続けているドイツ。ドイツでは、サッカーをテーマにしたボードゲームもたくさん販売されている。その中でロングセラーとなっているのが『ティップ・キック』だ。1924年に発売され、現在まで400万セット売れている。地方から全国まで、大会も毎年行われているほどの人気だ。
80cm x 47cm(基本セット)のフェルト製のピッチ上で、各チームはゴールキーパーとキッカーの2体のコマで戦う。キッカーは頭の上にあるボタンを押すと足が動くようになっていて、方向を定めてからボタンを押してボールを蹴る。ボールは多面ダイスになっており、出た目のチームが次に蹴ることになっている。ゴールキーパーは足についているバーをねじって操作し、シュートを阻む。なかなかリアルな動きだ。
キッカーは金属製で3種類あり、足の形によってボールの動きが異なるように作られている。またブンデスリーガやナショナルチームのユニフォームをまとったフィギュアもある。
国内では正規輸入販売代理店のフォルクスマークトから購入できる(右上の画像をクリック)。基本セットは7,980円、アフリカ版が6,980円、113cm x 69 cmのピッチと枠がついたスポーツセットが14,970円。
・ティップ・キック・ファン
『ドミニオン:錬金術』日本語版、7月上旬発売
ホビージャパンは今月4日頃から、カードゲーム『ドミニオン』の拡張セット第3弾『ドミニオン:錬金術』を発売した。2〜4人用、8歳以上、30分、3,150円。拡張セットなので、プレイするためには『ドミニオン』基本セットか、または『ドミニオン:陰謀』が必要。
この拡張セットには新能力の王国カード12種類と、新たな財宝カード「ポーション」が登場。『ドミニオン』基本セット、の王国カードと組み合わせることで、これまで以上に多彩な戦術が可能となる。他のプレイヤーのターンをコントロールするカード、デッキの枚数ごとにコイン数が変わる財宝カードなど、超強力かつユニークな新能力が加わる。
ホビージャパンでは昨年の4月に基本セット、7月に『ドミニオン:陰謀』、11月に『ドミニオン:海辺』と立て続けに日本語版を発売しており、今回もオリジナルの英語版とタイムラグなしに日本語版を発売している。
『ドミニオン』は2008年の秋に発売されたアメリカのカードゲームで、史上初のドイツゲーム賞3冠を達成した。自分のデッキが自分の領土(ドミニオン)を表し、プレイヤーは、「銅貨」と「屋敷」しかない小さなデッキを元手に、購入した様々なカードの能力を駆使して領土を拡大していく。
王国カードの使用法にTCG(トレーディング・カードゲーム)のメカニズムを取り入れてあり、何通りものカードの組み合わせを発見する楽しみも。対戦相手の戦術を見ながら、臨機応変に対抗できることから、世界中のゲームプレイヤーに絶賛されている。
・ホビージャパン:ドミニオン