カードゲーム『MOW』ポケット版に
ホビージャパンは9月4日、カードゲーム『MOW(モウ)』ポケットバージョンを日本語版で発売した。2〜5人用、10歳以上、10〜30分、1,470円。
『MOW』は七並べのような簡単なルールで、徐々に置けるカードが少なくなっていき、出せなくなったら総取りというフランスのカードゲーム。最後に受け取ったカードの少ない人が勝つ。スペシャルカードによる大どんでん返しもある。2009年のドイツ年間ゲーム大賞推薦リスト。
昨年の12月に発売されたインターナショナル版(2,520円)は10人まで遊ぶことができ、フタを開けると「モ〜」とウシの声がなる仕掛けもあったが、今度のポケット版は枚数を減らして遊べる人数を5人までとし、箱も9.5cm×9.5cmとコンパクトになり、価格を1,000円以上下げることに成功した。カードにテキストはないが、パッケージとルールが日本語で印刷されている。
・Dream News:大人から子供まで楽しめる牛追いカードゲーム『MOW(モウ)』のポケット版が登場!!9月上旬発売予定〜ホビージャパン
・TGWプレイレポート:モウ
『電力会社』日本語版発売
アークライトは本日、ドイツの戦略ボードゲーム『電力会社(Power Grid)』の日本語版を発売した。2〜6人用、12歳以上、120分、5,040円。
プレイヤーは電力会社の経営者となって、発電所を買い、電力を生み出し、都市に届けていく。エコな発電所から、石油やウランを使った発電所まで、利用できる発電手段はさまざま。効率よく電気を売って、電力長者を目指す。競りあり、陣取りあり、マネージメントありの重量級ゲームだ。
オリジナルのドイツ語版”Funkenschlag”の発売は2Fシュピーレ。F.フリーゼという鬼才デザイナーの個人メーカーで、『看板娘』や『暗闇の大広間』など一風変わった作品で人気を集めている。『電力会社』は旧版が2001年、新版が2004年に発売され、ミープルチョイス賞、ドイツ年間ゲーム大賞推薦リスト、ポーランド年間ゲーム大賞、スペイン年間ゲーム大賞ノミネート、イタリア・ルッカゲーム賞など各国で高い評価を得ている。
基本セットにはドイツとアメリカのマップが付いているが、こうした人気を受けて海外ではたくさんの拡張マップも発売されている。今秋には日本マップも発売される予定だ。コンピューターと対戦できる無料ソフトはこちら。
アークライトは近年、デッキ型カードゲームと共に海外ゲームの日本語版の制作に力を入れており、これまで『あやつり人形』、『レッド★ノベンバーを救え!』、『海賊免許』、『クトゥルフ神話カードゲーム』と拡張パック、『コズミックエンカウンター』と拡張『銀河強襲』、『ディセント』をリリースしている。ドイツゲームの日本語版は初めて。
・アークライト:電力会社完全日本語版