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コレクター道:アドルング篇

テーブルゲーム・コレクター道 シリーズ第1弾。
 「アドルング・シュピーレ」

◎Adlung Spiele
http://www.adlung-spiele.de/
 この趣味を続けてきて、いつの間にか特定のメーカーのゲームを贔屓にして集めていることに気づく。
 アドルング・シュピーレは、小箱のカードゲームを数多く出版しているドイツのバーデンヴュルテンベルク州レムセクにある家族経営の小さなメーカーだ。
 子供用の簡単なものから、大人向けでボードゲーム並みの戦略ゲームまで、またアクションゲームやパーティゲーム、トリックテイキングと実にさまざまなタイプのゲームを出版している。
 全部購入したってボードゲームのようにかさばることもない。コレクターにも優しいメーカーなのだ。
 社名はゲームデザイナー兼社長のカルシュテン・アドルング氏のファミリーネームから付けられ、1990年7月1日に創立された。
 この社長は元公務員で、2002年4月に日本にも来たことがあるらしい。

◎社長のカルシュテン・アドルング氏
◎アドルングゲームリスト(for play:game)
http://www.gamers-jp.com/playgame/db_maker.php?maker_id=27
◎アドルングゲームリスト(for BoardGameGeek)
http://www.boardgamegeek.com/boardgamepublisher/46/adlung-spiele

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スティッキー(Zitternix)

子供は度胸があるね
最も小さい子供から遊べるゲーム。赤青黄の色と名前が一致していればOKで、メーカー表示とは別に3歳くらいから遊べる(愛子さまはきちんと6歳のときに遊ばれたようだ。TGW「皇太子御一家『スティッキー』を遊ぶ」)。NPOのゆうもあが推薦する「ゆうゲームズ」でも、『カヤナック』や『テディメモリー』と並んで3歳くらいからのゲームとなっている。
棒を束にして、木の輪をかける。カラーダイスを振って、その色の棒を抜き、崩したら負け。抜いた木の棒を点数として数え、太い棒ほど得点が高いのがルールだが、別に省略してもよいだろう。
大人は大丈夫そうな棒を探してそろりそろりと抜くのに対し、子供は容赦なくぐいっと抜く。その結果、輪がずれても容易に崩れないのが面白いところだ。小さい指だから有利なのかだろうか。
弟や妹がまだ小さいきょうだいでも善戦できるのでおすすめ。愛子さまも遊んで、当時は品薄になったと話せば、親も興味をもってくれるだろう。製造元のドイツでは受賞暦がないが、日本ではロングセラーとなっているゲームである。
うちの長女がこのゲームを初めて遊んだのは2歳1ヶ月だった。今回は4歳の長男と遊んで、限界である残り3本まで崩れなかった。棒を抜いた後、嬉しくてはしゃぐのが可愛い。
Zitternix
H.マイスター作/ハバ・ハバーマス社(2000年)
2〜4人用/6歳以上/10分