『インカの黄金』日本語版、アークライトから発売
アークライトは6月中旬、『インカの黄金』日本語版を発売する。3〜8人用、8歳以上、20〜40分、2520円。
伸るか反るかの度胸を試す多人数ゲームの傑作『ダイヤモンド』(2005年)のリメイク。インカの黄金を探す探検隊の一員となり、危険を冒して進むのか、キャンプにとどまるのか、命を賭けたチキンレースを行う。宝を得て逃げおおせるか、失敗して全てを失うか。簡単なルールと多人数対応で盛り上がる。
デザイナーは『チケットトゥライド』のA.R.ムーンと『あやつり人形』のB.フェデュッティ。ドイツ年間ゲーム大賞では推薦リスト、アラカルトカードゲーム賞では4位にとどまったが、ゴールデンギーク賞でライト・パーティゲーム部門賞、オーストリアゲーム賞では多人数ゲーム部門賞、日本ボードゲーム大賞では入門者部門1位と高い評価を得ている。
この度の日本語版はアメリカのグリフォンゲームズによる新版で、同時公開の意思表示は木製コマではなくカードで行うように変更されている。
・Gryphon Games:Incan Gold
ワードバスケット、売上伸びる
先月の日経新聞のボードゲームランキングで1位を獲得した『ワードバスケット』の売上が大きく伸びていることが、販売元メビウスゲームズのブログで明らかになった。
メビウスママの報告によると、家電量販店のヨドバシカメラでゴールデンウィークから取り扱いが始まったが、まもなく首都圏13点ぽで売り切れ。また、アマゾンのランキング(カードゲーム・トランプ)でも、仮面ライダーオーズのメダルを入れる「プライムポーカー100枚空ケース」315円についで2位につけている。
ワードバスケットは昨年8月1日、日本ゲーム協会(JAGA)、販売元のメビウスゲームズ、デザイナーの小林俊雄氏による共催で大会も行われている。永岡書店から発売され、全国書店などで取り扱われたが、その後いったんは絶版になっていた作品。今後は売上だけでなく、販路もさらに拡大していくことが期待される。
・メビウスママのブログ:ワードバスケット