ファーストフード(Fast Food)
しまった、かぶった!
すばやくハンバーガーを押して、具を集めるリアクションゲーム。前に取った具と同じ色の具は取っていけないので、記憶力も求められる。tambourine_dcさんが『ペタマックをつくろう!』というタイトルで紹介し、練馬おやこボードゲームの会などで人気を集めている。
『ハリガリ』の要領で、手元の山札から1枚ずつめくって、全体で同じ具があったら素早くハンバーガーを押す。「ブヒ」とかハンバーガーにあるまじき音がするのが笑う。最初に押した人がカードをゲット。その下から出てくるカードで連鎖が起こることもあるので油断できない。
手に入れた具は、自分の袋に入れて隠しておく。ここで直前に取った具と、同じ色の具は取ってはいけないというルールがポイント。覚えているはずが、ほかの人に負けじと急ぐあまりつい取ってしまう。脳と脊髄がばらばらに動いている感じだ。
3人プレイ。次に何が出たら取るか先読みして1位。でも人数が増えたらそんなことを考える余裕はなくなり、より反射神経を研ぎ澄ますことになりそうだ。
Fast Food
M.グットマイヤー、M.マスホルダー/ゴライアス(2009年)
2〜6人用/7歳以上/15分
ボードゲーム通販ドットコム:ファーストフード
練馬おやこボードゲームの会:ルールダウンロード
ワイ・ディド・ザ・チキン(Why did the Chicken …)
ふざけた回答が選ばれた
ランダムに生成された質問に対し、親に気に入ってもらえるような答えを作るゲーム。「笑点の大喜利のようなゲームだ」という評価を聞いていたが、回答をいくつでも書けるのと、選ばれた人以外はどの回答を書いたか分からないことにより、リラックスして好きな回答を出せるのがいい。
お題は質問カード1枚と名詞カード2枚で作る。「〇〇が△△になったらどうなる?」「〇〇と△△に関する格言は?」といった質問に、ランダムに言葉が入るわけだ。名詞は中学校の英単語レベルの簡単なものでも、組み合わせによってできるお題はもうぶっとんだものばかり。
砂時計を逆さまにして、その間に各自、メモ用紙に回答を書く。制限時間は結構長く、いくつ書いてもよい。じっくり考えて、親が喜びそうな回答を書く。もっとも、親の好みに合わせなくても、皆がウケれば選ばれやすくなるだろう。
時間が来たら、親のとなりの人が読む(筆跡で分からないようにするため)。親はその中から2つを選び、選ばれた人は得点になる。2つとも同じ人の回答なら一挙2点。
「王様と床屋にまつわる格言といえば?」に、「床屋の王様は1000円」は私。でも「王様、ソコ切っていいすか?」は、となりで読んでいた鴉さんが、読む前に大ウケしてしまうほどで、回答者のtomokさんはMVPとなった。でも1位はウィットの利いた答えを連発したぽちょむきんすたーさん。ノリのいいメンバーで、論理派、ぶっ飛び派など得意な方向性で遊ぶとすごく楽しい。
Why did the Chicken …?
H.コーリー/プレイアゲインゲームズ(2004年)
4〜8人用/12歳以上/45分
ゲームストア・バネスト:ワイ・ディド・ザ・チキン