『黄金の島イスラ・ドラーダ』日本語版発売
アークライトは本日、『黄金の島イスラ・ドラーダ(Isla Dorada)』日本語版を発売した。14歳以上、3〜6人、60~90分、5,040円。
『インカの黄金』を手がけた人気デザイナー、B.フェイドゥッティとA.R.ムーンに、『ウィング・オブ・ウォー』のイタリア人デザイナーコンビプレイヤーが加わって豪華メンバーで制作され、フランスのファンフォージ社が昨秋に発売した新作。プレイヤーは探検隊の一員となり、チームで一丸となって伝説とお宝、そして危険に満ちた不思議な島を探索する。
メンバーはそれぞれが異なった宝の地図を持っており、行きたい場所や近寄りたくない場所が違うため、思惑が異なる。そこで探検隊の移動先は競りによって決められる。探検中に手に入れた特殊カードも積極的に利用しつつ、時に協力し、ときに裏切って価値の高いお宝を手に入れることを目指す。
日本のほか、アメリカ・フランス・ドイツ・イタリア・ハンガリーで発売されている。
アークライト通販:黄金の島イスラ・ドラーダ 完全日本語版
サハラ(Sahara)
砂漠は一寸先が闇
アラビア語で砂漠を意味する「サハラ」。このタイトルを冠したゲームは、データベースで3タイトルほど確認できるが、その中で一番古い1970年の作品。ラクダに荷物を積んで、オアシスに届けるレースゲームで、本当に荷物コマを載せられるラクダコマが目を引く。
2つの目的地に、それぞれ1個ずつ荷物を届けるのが目標。自分の番にはルーレットを回して、風向きを決める。2分の1で赤が出れば好きな方向に進めるが、それ以外は風に流される。
移動歩数はラクダに積んである荷物によって異なり、2個積んでいると1マス、1個なら2マス、0個では3マス進める。スタート時に積む荷物は、1個か2個か選べるので、1個届けては戻り、また積んでいくか、一気に2個積んでのろのろと2ヶ所を回るかは考えどころである。
盤面には砂漠タイルがあり、ここに入ると出られない。また、ラクダの体力を表す水があり、ルーレットで濃い緑が出たり、灼熱マスに入ったりすると1つずつなくなっていく。水が全部なくなったらスタートに戻されてしまうので、遠出の前にはオアシスで補給しておきたい。
最初に荷物を2つ積んだkarokuさんと私と、1つだけ積んだふうかさん明暗が分かれた。1マスしか動けないのに、風で反対方向に飛ばされた日にはたまらない。同じところをうろうろしているばかりで何もできず、私はようやく1個配達したところ、karokuさんは1個も配達できないところでふうかさんが余裕の勝利。
Sahara
W.W.ヴィンディッシュ(Walter Wolf Windisch)/ハウッサー(Hausser)、1970年
2〜4人用/5歳以上/30分
絶版・入手難
ふうかのボードゲーム日記:サハラ