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『世界の七不思議』日本語版、7月中旬発売

ホビージャパンは7月中旬、『世界の七不思議(7 Wonders)』日本語版を発売する。3〜7人用、13歳以上、30〜40分、6300円。
2011年、世界のボードゲームシーンを語る上で欠かせない作品。ギザのピラミッド、ロードスの巨人像、アレクサンドリアの灯台、エフィソスのアルテミス神殿、バビロンの空中庭園、オリンピアのゼウス像、ハリカルナッソスのマウソロス霊廟の7つの偉大な建造物から、各自1つずつ担当し、それぞれの特性を活かして文明を築き上げる。
昨年の秋にエッセンで発表され、日本に緊急輸入された英語版は即完売。4月には日本語ルールが同梱された多言語版が発売されたが、ますます高まる人気についに日本語版の発売となった。
多言語版では、180枚ある世代カードの表記が日本語になり、より一般的に遊びやすくなった。ただしプレイヤーボードは、多言語版と同じく効果はアイコン・地名はローマ字。箱は、ホビージャパンの日本語版としては初めて、デザインを優先して日本語のロゴが入っていない。その代わり、フランス年間ゲーム大賞(審査員特別賞)、トリック・トラックゲーム大賞、スイスゲーマーズ賞などのロゴが加えられた。今月27日に発表されるドイツ年間エキスパートゲーム大賞のロゴが入るかは不明。
訂正:プレイヤーボードが日本語化されるというのは誤りでした。お詫びして訂正いたします。
世界の七不思議(7 Wonders)
エッセンの人気は『世界の七不思議』
『世界の七不思議』に高い評価
トリックトラック賞に『世界の七不思議』
スイスゲーマー賞に『世界の七不思議』
世界の七不思議(7 Wonders)多言語版発売
『世界の七不思議』人気続く
ミープルチョイス賞に『世界の七不思議』

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海賊の黄金(Piratengold)

海上は一寸先が闇

海を回ってお金を集めて帰る航海ゲーム。アジトに帰るまで宝は確保されず、ほかの海賊に奪われるかもしれない。コンポーネントが圧巻なルドアートの作品で、金属製のコインを、木製のコマに積めるようになっている。
毎回、風向きと船の進む数をダイスで決める。ボード上に方角があり、±45度でしか移動できない。この縛りがきつく、宝はあちこちに落ちているのでまだ拾えるが、アジトまで帰ってくるのは至難の業。そのため、風向きを無視できるアクションカードを効果的に使う。
ダイスを振った後と、手番プレイヤーが船を進めた後に、全員がアクションカードをプレイできる。風向きを変えたり、ほかの船のいるところまでワープしたり、相手の出したカードを無効にでしたりと効果は強力で、何枚でもプレイできるがむやみには使えない。始めに配られるのは3枚だけで、あとは船で「?」のマスに止まらないと補充できないからだ。
海に落ちているコインは1〜3の価値があり、そこに着いてめくってみるまで分からない。船には4枚まで積むことができ、アジトに帰れば下ろせる。合計で7〜9のコイン(プレイ人数によって変わる)を先に持ち帰った人の勝ち。
先に1回持ち帰ったふうかさんが、残りの宝を積んで悠々帰還…かと思ったら風向きが変わり、吹き溜まりにはまってしまう。その間に、1回も帰っていない私が、karokuさんから再三の襲撃をカードプレイで跳ね返して帰還。風向きのままならなさと、カードの意外な効果で盛り上がった。
Piratengold
J.J.ボマー/ルドアート(2004年)
2〜4人用/8歳以上/30〜45分
国内未発売