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イチゴリラ(Ichigorilla)

ゴリラへの挑戦
記憶ゲーム(いわゆる神経衰弱)は、キッズゲームの王道である。ドイツでも、ラベンスバーガーの『メモリー』は50周年を迎え、数多くのモチーフで発売され続けているし、過去10年の年間キッズゲーム大賞のうち半数が記憶ゲームである。子供は時として、大人も舌を巻くような驚異的な記憶力を発揮する。
高円寺のボードゲームショップすごろくやがオリジナル商品として発売し、後に箱入りの豪華タイル版になった『イチゴリラ』は、神経衰弱をうまくアレンジした作品である。ただペアをめくればよいのではなく、絵柄によってめくる枚数が異なるところがまずひとつ。
「いちご」はたった1枚めくっただけでゲットできる。ただし1点。「サンタ」なら3枚、「ゴリラ」なら5枚めくらなければならず、途中で別のものをめくってしまうとアウトになってしまう。その代わり全部間違わないでめくることができればその枚数分だけ得点になる。
さらに、「サンタ」に対する「どろぼう」、「ゴリラ」に対する「悟空」のように、絵柄が非常に似ているセットが入っていることが、記憶をさらに混乱させる。かわいい絵柄とは裏腹にシビアなゲームだ。上級ルールとして、めくられるたびに場所を交換する「おばけ」と、間に挟んで揃えれば2種類もらえる「にじ」もある。
4歳の長男と対戦。大人の貫禄を見せようと、果敢に枚数の多いものを狙っている間に、長男は着実に枚数の少ないものを集めて善戦した。もう少し大きくなると、5枚の位置を覚えることもできそうな感じだ。

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すごろくやのベスト8

TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(12月4日放送)で、ボードゲームショップ・すごろくや(東京・高円寺)の丸田康司店長が出演し、年末年始に遊びたい、注目ボードゲームを紹介した。
今回は8つのジャンルに分けてそれぞれベストゲームをセレクトして内容を紹介。2年前の放送で取り上げた定番を除いた、初めての方にもオススメというすごろくやさんの注目作は次の通り。
1.アクション系ゲーム部門:ジャングルスピード(仏Asmodee社-ホビージャパン、2700円)
2.ニューカマー部門:フォトパーティ(仏Cocktail Games-ホビージャパン、1570円)
3.アート系部門:ディクシット(仏Libellud社-ホビージャパン、4700円)
4.ここ数年で一番のメガヒット部門:ドミニオン(米Rio Grande Games-ホビージャパン、4700円)
5.温故知新部門:イチゴリラ(すごろくやオリジナル、1470円)
6.メイドインジャパン部門:藪の中(オインクゲームズ、1680円)
7.協力型ゲーム部門:パンデミック(米Z-Man Games社-ホビージャパン、4200円)
8.プレゼントにぴったり部門:ギフトトラップ(加GiftTRAP社-アークライト、4200円)
メイドインジャパン部門では、先月のテーブルゲームフェスティバルで発売されたばかりの推理ゲーム『藪の中』が選ばれた。前作の『ストレイシーフ』が愛好者の中で論争を巻き起こしたこともあって、話題作となっている(Togetter「藪の中」)。
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