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実を言うと(Truth be Told)

知らなかった人となりが明らかに
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コミュニケーションゲームは多かれ少なかれ、プレイヤーのキャラクターをゲームの一部に組み込んでいるものだが、『私の世界の見方』や『ディクシット』のように、プレイヤーの発想を楽しむものが大半である。フラッシュ系、大喜利系、お絵描き系もこの下位分類と言えるだろう。
これとは別に、プレイヤーそのものをいじるゲームもある。『プライバシー』や、先日紹介した『ろくでなし』や、このゲームがそうである。プライバシーを多分に含む現実にリンクしており、リアルでの付き合いが深ければ深いほど楽しくなる。
「実を言うと、私の○○は他人が羨む」「実を言うと、私は○○に罪悪感を抱く」「実を言うと、私は○○をやめたことを後悔している」……なかなか答えにくいプライベートなお題が出され、みんなが書いた答えの中から、親の答えを当てるというゲームである。まず親が答えを書いて、その後みんなが答えを書き親に渡す。親は答えを見て、かぶっている答えがあれば書いた人に返し書きなおしてもらう。これを繰り返して、全員の答えが別になったら読み上げ。
読み上げられた答えを聞いて、みんなはどれが本当の親の答えだったかを予想。当たれば親と子の両方の得点になり、外れればその答えを書いた人の得点になる。親になりすまして、親らしい答えを書くのがポイント。そこに親が「え、オレってそんな風に見られてたの…?」と思う楽しさがある。親は正直に答えることになっているが、皆が自分をどう見ているかということも加味したほうがよい。
ぽちょむきんすたーさんが的確な読みで1位。このゲームから、知らなかったエピソードや、新しい人物像が紡ぎ出され、人を見る目が少し変わった(もちろん、いい意味で)。
Truth be Told
作者不明/バッファローゲームズ(2009年)
3〜8人用/12歳以上/35分
Amazon.com: Truth be Told Game

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『それはオレの魚だ!』日本語版、本日発売

アークライトは本日、タイル取りゲーム『それはオレの魚だ!(Hey! That’s My Fish!)』日本語版を発売した。2~4人用、8歳以上、20分、1,680円。
六角形のタイルを並べた氷原で、いかにたくさん魚を取れるか競う。ペンギンはまっすぐ移動して、そのたびにタイルがなくなっていく。足場がなくならないように先の先を読んで、ペンギンの移動先を考えなければならない。見た目のかわいさからは想像できない奥深いゲームだ。
2003年にドイツのバンブス・シュピーレから230部限定で発売されたがすぐに売り切れ。2005年にオランダのファランクス社とアメリカのメイフェア社が英語版を発売し、オランダゲーム賞ノミネート、ドイツ年間ゲーム大賞で推薦リスト、日本ボードゲーム大賞入門者部門1位、ゴールデンギーク賞ノミネートなど高い評価を得ている。
これまで販売されていたDX版は大箱で実勢価格が5000〜6000円だったため、初めての人にもオススメしたいゲームとしては値段がネックになっていた。値段に合わせてコンパクトになり(12.5cm四方)、持ち運びにも便利になる。まとめ買いして、みんなに配ってはいかが。
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