オランダゲーム賞2024に『スカイチーム』『フォレストシャッフル』『サビカ』
オランダゲーム賞(Nederlandse Spellenprijs)の選考委員会は26日、今年の大賞作品を発表した。ノミネート作品3部門各3タイトルから、ファミリー部門は『スカイチーム』、経験者部門は『フォレストシャッフル』、エキスパート部門は『サビカ』が選ばれた。
ボードゲームショップ店長、ボードゲームジャーナリスト、ボードゲーム関連団体のメンバーなど11名によって選ばれる賞。2014年から2部門、2020年から3部門に分けて大賞を発表している。昨年のファミリー部門は『カスカディア』、経験者部門は『リベルタリア:ゲールクレストの風』、エキスパート部門は『アーク・ノヴァ』が選ばれている。
『スカイチーム』は飛行機の空港着陸をテーマにした2人用の協力ゲームで、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した。『フォレストシャッフル』は森に木々を植えて動物を住まわせるカードゲームで、ドイツゲーム賞とアラカルトカードゲーム賞を受賞した。『サビカ』はアルハンブラ宮殿を建設するゲーマーズゲーム。これら3作品を含め、ノミネート作品もほとんど日本語版が発売されており、日本人作品の『キャット・イン・ザ・ボックス』が経験者部門にノミネートされている。
【オランダゲーム賞2024受賞作品】
ファミリー部門賞:スカイチーム(Sky Team)*
ノミネート:シーソルト・ペーパー(Sea Salt & Paper)*、歴史トレッキング(Trekking Through History)
経験者部門賞:フォレストシャッフル(Forest Shuffle)*
ノミネート:キャット・イン・ザ・ボックス(Cat in the Box)*、ホワイトキャッスル/白鷺城(Het Witte Kasteel van Himeji)*
エキスパート部門賞:サビカ(Sabika)*
ノミネート:ラッツ・オブ・ウィスター(Ratten van Wistar)*、スピリットアイランド(Spirit Island)*
(*…日本語版あり)
そのシチュエーションになれば割り込み『ディング!』日本語版、12月6日発売
アークライトゲームズは12月6日、『ディング!』日本語版を発売する。ゲームデザイン:K.ラップ、イラスト:M.アンブルスター、2~7人用、8歳以上、10分、1980円(税込)。ゲームマーケット2024秋にて先行販売される。
『ザッツノットアハット』や『ファイブタワーズ』などの作者のデザインでフッフ(ドイツ)がリリースした今秋の新作。『UNO』のように、前のカードと色か数字が一致するように出していって手札を早くなくすゲームだが、特殊効果のあるカードで割り込める。
1~9の数字が書かれた各9色のカードには、「捨て山の一番上の数字がその下より4大きい」「誰かの手札が1枚になっている」「誰かが自分の顔をさわった」などの条件が示されており、ゲーム中にそのシチュエーションが発生すれば「ディング!」と宣言して割り込むことができる。
条件は、それまでにプレイされたカードに関係するものや、手札の枚数や状態に関係するもの、プレイヤーの動作に関係するものなどさまざま。普通にカードをプレイするだけではなく、まわりをよく観察しなければならない。ありえなさそうなことが起こったりして、意外な指摘に笑いが起こるパーティーゲームだ。
内容物:カード 81枚、ルール説明書 1冊(カードサイズ:59mm×91mm)