ボードゲーム消費金額2024、平均は24万7千円
当サイトで行ったアンケート「ボードゲーム消費金額2024」(回答者75名)の結果、今年1年、ボードゲームの購入に使った金額の平均は247,342円となったとなった。昨年の平均額221,708円から約2万5千円の増。
中央値は15万円と昨年の13万6千円から増額。最頻値は昨年と同じく5~10万円、最低額は5000円、最高額は150万円(2名)だった。回答者の分布はグラフの通り。回答にご協力頂いた皆様、ありがとうございました。
平均額を1ヶ月で割れば2万円で、大箱2つに小箱1つくらい、年間で30~40タイトルくらいの購入量となる。今年発売されたボードゲームは日本語版だけでも237タイトルあり、それに国産、同人、日本語訳付き、個人輸入を加えれば、かなり厳選してもこれくらいになりそうだ。
この調査は2014年に始まり、平均額はコロナ禍中の2021年と2022年(30万円台)を除き、ほぼ20万円代で推移している。今年はボードゲームの値上げが相次ぎ、1万円以上のボードゲームも数多くリリースされており、同じ予算でも購入できる数は減ることになる。
フェルトの文明発展シミュレーション『シヴォリューション』日本語版、2月上旬発売
ホビージャパンは1月下旬2月上旬、『シヴォリューション(Civolution)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:S.フェルト、イラスト:D.ローハウゼン、1~4人用、14歳以上、90~180分、16500円(税込)。
S.フェルトのデザインでディーププリントゲームズ(ドイツ)から2024年秋に発売された作品。エッセン・シュピールのスカウトアクションでは経験者・エキスパート部門で6位に入った。文明デザインの卒業試験シミュレーションとして、さまざまな環境下で架空の文明を進化発展させるという、メタ。
ゲームは4つの時代にわたってプレイされ、手番順に対応するダイスの目を支払ってモジュールを発動していく。モジュールには、部族の移住や繁殖、資材の生産や輸送、食料調達、建設や発明といった行動に関する全15種類のメインモジュールや、知性や視力といった部族の特性を表し強化できる特長モジュールなどがある。
使用できるダイスが3個以下になるとリセットして使用済みのダイスを使用可能な状態に戻せる。全体で既定の回数リセットが行われるとひとつの時代が終わる。ゲームボード上にある部族や彫像、ゲーム開始時に選ばれた名声や知識、人口などのカテゴリーで得点して次の時代へ。最後はすべてのカテゴリーで得点し、最も得点の多いプレイヤーが勝者となる。
手元にあるダイス目や手持ちの資源、そして相手の状況をよく見て、どのモジュールをどの順番で発動するか考えなければならない。イベントや獲得したカードなどの多様な得点方法と、ゲームごとに変わる要素により、戦略もその都度変わるフェルトらしい重量級ゲームだ。
内容物:ゲームボード 2枚、コンソール 4枚、フレームパーツ 4つ、カード 224枚、チップ 102枚、トークン 28枚、タイル 127枚、ダイス 38個、袋 3つ、木製駒 346個、スタートモノリス 1つ、ボックス 6箱、ディバイダー 8枚、ルールブック 1冊、解説集 1冊、概説ブックレット 4冊