Posted in レポート

“Spielend für Toleranz”のTシャツを取り寄せてみた

ドイツ年間ゲーム大賞の審査員U.バルチ氏が昨年秋に始めたキャンペーン「ボードゲームを遊んで寛容になろう(Spielend für Toleranz)」のTシャツとトートバッグを取り寄せてみた。色やサイズの種類も豊富な上に思ったよりも安く手に入るのでおすすめ。
昨年のエッセン・シュピール会場で何人か、このTシャツを着ている人とすれ違った。もしかしたら会場内で売っているかも?と思い、ドイツ年間ゲーム大賞のブースで聞いてみたが「多分売ってないと思う」という答え。そこで帰国したら注文してみようと思っていた。
注文は下のサイトで受け付けている。男性・女性・子ども用ベーシック8.02ポンド(1200円)、良い生地を使ったプレミアム9.80ポンド(1500円)、おむつ止めのあるベビー用11.09ポンド(1700円)、トートバッグ6.86ポンド(1100円)。送料は今回、Tシャツ1着とトートバッグ(小)1枚で4.41ポンド(660円)だった。色はベーシックで4色、プレミアムで10色揃えている。支払いはペイパルが便利。
このロゴは無料で使用することができ、売上の一部が寄付されるということもないようだが、ドイツでは現在、各地で難民を含む外国人とボードゲームを遊ぶ集いが行われており、ドイツ年間ゲーム大賞も後援についている。
Shirtee> Spielend für Toleranz
spielendfurtorelanztshirts.jpg

Posted in 日本語版リリース

宮廷ワーカープレイスメント『チューダー』日本語版、2月15日発売

テンデイズゲームズは2月15日、『チューダー(Tudor)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・J.キルシュナー、イラスト・D.ローハウゼン、2~4人用、12歳以上、プレイ人数×20分、7000円(税別)。
コラクスゲームズ(ドイツ)から昨秋のエッセン・シュピールで発売された作品。スカウトアクションでは7位を獲得した。デザイナーのキルシュナーはライプツィヒ在住のドイツ人で、これがデビュー作となる。チューダー朝第2代イングランド国王のヘンリー8世(1491-1547)に仕える貴族となって名声を競う。
システムは変形ワーカープレイスメントで、自分のコマを3つの「謁見室」に送り込んでアクションを実行するが、その謁見室のアクションをほかのプレイヤーもできるようになる。
それから各謁見室でできる2つのアクションから選んで実行し、宮廷の中で自分のコマを進めたり、カードを獲得したりする。宮廷を進むうちに宮廷トークンや指輪を獲得でき、指輪は指に模したついたてにはめると特殊アクションができるようになる。どの指にはめるかによってアクションが変わる。しかし指輪は後からきたほかのプレイヤーによって奪い取られることもあるから、それまでどれくらい活用できるかがカギとなる。
規定ラウンドでゲーム終了となり、条件に基づいて得点を競う。条件はゲームごとに選ぶ2枚の得点カードで指定されており、毎回戦略も変わる。またたくさんのシナリオカードがあって、毎回ゲーム展開をダイナミックに変える。独自のワーカープレイスメントシステムと、指輪による特殊アクションを核として、変化に富んだプレイを楽しめる戦略ゲームだ。
テンデイズゲームズ:チューダー 日本語版