お魚ポーチに入ったカードゲーム『ハッピーサーモン』日本語版、2色で7月26日発売
ジーピーは7月26日、『ハッピーサーモン(Happy Salmon)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・K.グルール&Q.ウェイア、イラスト・L.デサンテス、3~6人用、6歳以上、2分、1500円(税別)。ブルーとグリーンの2色がある。
ノーススターゲームズ(アメリカ)から2016年にグリーン版が発売され、コスモス社のドイツ語版をはじめ8ヶ国語で販売されている作品。同時プレイで手札に描かれたアクションを行い、同じカードをもっている人をどんどん見つけて手札をなくすゲーム。
カードは「ハイタッチ」「グータッチ」「スイッチ(場所交換)」「ハッピーサーモン(魚のように手を振って交差させる)」の4種。カードを配ってゲームが始まったら、自分がやりたいアクション名を言い、同じプレイヤーがいたらそのアクションを行って手札を捨てる。30秒でルールが分かり、1~2分で決着がつくハイスピードなゲームだ。
魚型のポーチに入っており、室内だけでなく外出先でも遊べる。製品を2つ合わせれば最大12人でのプレイが可能で、更にゲームが盛り上がる。
『AllGamers オールゲーマーズ』第3号
冒険企画局とクリエイティブAHCによるアナログゲーム総合誌の最新号が、ゲームマーケット2019春で発売された。A4版70ページで1500円(税別)。イエローサブマリン各店舗などで取り扱われている(取扱店舗はウェブサイト 参照)。
ボードゲーム、TRPG、LARP、謎解きなど幅広く、かつ豪華執筆陣により深く掘り下げる。カナイセイジ・木皿儀隼一・米光一成・三島健司(つかぽん)座談会、アナログゲーム業界の法的問題(従業員が客と遊べるかなど)に弁護士が答えます!!、ゲームカフェ大賞2018-2019、阿曽山大噴火のマニアックゲーム、健部伸明の重ゲー一本勝負、アナログゲーム業界未来地図(白坂翔)、仏教とボードゲーム(向井真人)、ゲームショップ店長コラム(バネスト・キウイ・テンデイズ)など、今号はこれまで以上にボードゲーム関連が充実している。
ゲームカフェ大賞は第2回で、40店舗以上の投票により『たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。』が大賞、『テラフォーミング・マーズ』が2位、『アズール』が3位と硬軟取り混ぜた面白い結果となっている(第1回2017-2018は『サイズ-大鎌戦役-』『ボブジテン』『テラフォーミング・マーズ』の順)。各ゲーム別に掲載されているカフェからのコメントが面白い。
クリエイティブAHCは昨年秋に発表したカードゲーム『斯くして我は独裁者に成れり』を先月末から今月始めにかけて舞台化するなど、ゲーム制作、雑誌制作以外にも意欲的な活動を展開している。冒険企画局も書籍『リアルRPGを日本でやりたい!! LARP奮闘記』を刊行するなど新しい挑戦を始めており、『オールゲーマーズ』は今後も、アナログゲーム界の新しい動きを取り入れ、ますます充実した誌面づくりが期待される。